岩波フォト・ドキュメンタリー 世界の戦場から

反テロ戦争の犠牲者たち

アフガニスタン,レバノン,パレスチナ.攻撃の標的にされた戦場で捉えた,傷つき,怒る犠牲者の群れ.

反テロ戦争の犠牲者たち
著者 広河 隆一
ジャンル 書籍 > 単行本 > 写真
シリーズ 岩波フォト・ドキュメンタリー 世界の戦場から
刊行日 2003/07/04
ISBN 9784000269612
Cコード 0331
体裁 A5 ・ 上製 ・ 函入 ・ 78頁
在庫 品切れ
アフガニスタン,レバノン,パレスチナ.テロの温床として攻撃の標的にされた場所を追って.-そこには傷つき,絶望し,怒り,抵抗し,さすらう犠牲者たちの群れがあった.圧倒的な力によって証言することを封殺された人びとの姿を見つめ,彼らの声に耳を澄まそう.戦争では解決されない問題の糸口は見えるだろうか.

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総編集■広河隆一

■全巻構成

反テロ戦争の犠牲者たち
広河隆一
(IOJ国際報道写真展大賞,土門拳賞)




国境を越える難民
小林正典
(世界中の難民・飢餓・子どもを取材.国連写真家賞)




森住 卓
(日本ジャーナリスト会議特別賞)




イラク 爆撃と占領の日々
豊田直巳
(戦争と難民をテーマに世界各地を取材)




ハイチ 圧制を生き抜く人びと
佐藤文則
(『ハイチ 目覚めたカリブの黒人共和国』)



破壊される大地
桃井和馬
(写真集『地球素描』などで太陽賞)


フィリピン 最底辺を生きる
山本宗補
(1985年から東南アジアを取材)


パレスチナ
 瓦礫の中の女たち
古居みずえ
(1988年からパレスチナ取材)



アフリカ
 忘れ去られた戦争
亀山 亮
(パレスチナ・南米など世界を撮り回る20代)



コソボ 絶望の淵から明日へ
大石芳野
(芸術選奨・土門拳賞・児童福祉文化賞)


チェチェン 屈せざる人びと
林 克明
(小学館ノンフィクション優秀賞)
広河隆一(ひろかわ りゅういち)
1943年生まれ.67年,イスラエルへ渡り,70年,帰国後フォト・ジャーナリストとして世界各地を取材.ベイルート虐殺事件の記録で82年,よみうり写真大賞,83年,IOJ国際報道写真大賞.89年,チェルノブイリとスリーマイル島原発事故の報告で講談社出版文化賞.93年,産経児童出版文化賞をそれぞれ受賞.現在,チェルノブイリ子ども基金代表,JVJA(日本ビジュアル・ジャーナリスト協会)世話人代表.
写真集に『パレスチナ』(徳間書店),『核の大地』『チェルノブイリと地球』『龍平の未来――エイズと闘う19歳』(以上,講談社),『人間の戦場』(新潮社),『チェルノブイリ 消えた458の村』(さがみはら写真賞),『写真記録 パレスチナ』(日本写真協会賞・土門拳賞,以上,日本図書センター)など.

書評情報

サンデー毎日 2003年9月21日号
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