叢書 中国的問題群 1

党と国家

政治体制の軌跡

孫文・蒋介石から,胡錦濤の政治体制へ,党が主導し支配する国家体制を歴史的連続線として捉え直す.

党と国家
著者 西村 成雄 , 国分 良成
ジャンル 書籍 > 単行本 > 歴史
書籍 > シリーズ・講座・全集
シリーズ 叢書 中国的問題群
刊行日 2009/10/29
ISBN 9784000282512
Cコード 0322
体裁 四六 ・ 上製 ・ カバー ・ 258頁
在庫 品切れ
20世紀中国の政治体制はどのように基層社会や諸民族を統合しようとしたか.政治の理念と現実の相克の中で,統治の正当性とシステムはどうだったか.孫文・蒋介石の中華民国時代の政治体制から,毛沢東・●小平を経て今日の胡錦濤の中華人民共和国時代の政治体制へ,党が主導し支配する国家体制を歴史的連続線として捉え直す.

■刊行にあたって

 グローバル化の中で,台頭し大国化する中国.日本にとってその発展は堅調なもので,逃がしてはならない好機なのでしょうか? 脆弱で不安定なものなのでしょうか? 周辺に脅威をもたらす警戒すべきものなのでしょうか?
 今の中国に現れている地球的諸問題について,具体的な事例に即して事実と現状を正しく知るために,中国百年の時空間から問題を透視し,歴史的意味付けを行い,将来にむけた問題解決の道筋を展望します.
 21世紀中国とどう付き合えばいいのか,12の問題群についての傾向と対策シリーズです.
岩波書店


■ 全巻構成


党と国家――政治体制の軌跡

「中華民族」の虚実
――グローバリゼーションとナショナリズム


中国にとって法とは何か
――統治の道具から市民の権利へ 第9回/2010年9月28日発売

中央と地方
――交錯する政策と対策

進化する中国の資本主義

中国企業のルネサンス

農村から都市へ
――1億3000万人の農民大移動

教育は不平等を克服できるか

大河失調
――直面する環境リスク

高まる生活リスク
――社会保障と医療

軍隊と安全保障――どこまで近代化したのか

グローバル中国への道程 外交150年


特色

近代中国(民国史)研究者と現代中国(中華人民共和国史)研究者のユニットによる共同執筆(但し3冊は単独執筆).

読者対象は現代中国の現在と将来に期待と不安を抱き,中国が抱える諸問題に関心を持つ一般読者.

専門用語や歴史的人物・事件については脚注で解説を加えます.

各冊に文献解題を付した基本書案内を設けます.

書評情報

日本と中国 2010年2月5日号
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