定本 見田宗介著作集 定本 真木悠介著作集

『定本 見田宗介著作集』詳細

刊行にあたって/全巻構成
『定本 真木悠介著作集』詳細
「定本」のモチーフについて(見田宗介)/推薦のことば


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■ 『定本 見田宗介著作集』詳細

第I巻
現代社会の理論
すでに古典となった名著が,最新データを増補し,新展開への構想を示す論考を加えて最新版に生まれ変わる.
『現代社会の理論』[増補版]
現代社会はどこに向かうか

第II巻
現代社会の比較社会学
比較社会学的な視点から現代社会,現代人間の基本構造を照射すると同時に,現代アート,現代思想の困難と可能性をとおして,第I巻「現代社会の理論」を補完する現代文化の理論の核心を提示する諸論考.
鏡の中の現代社会――旅のノートから
〈魔のない世界〉――「近代社会」の比較社会学
孤独の地層学――石牟礼道子『天の魚』覚書
時の水平線.あるいは豊饒なる静止
――現代アートのトポロジー:杉本博司『海景』覚書
声と耳――現代思想の社会学1:ミシェル・フーコー『性の歴史』覚書
『現代社会批判――小阪修平対談』

第III巻
近代化日本の精神構造
近代化の過程にあった時代の日本を対象に,民衆の精神構造を実証的に考察し,歴史社会学的に分析する.
明治維新の社会心理学
文明開化の社会心理学
明治体制の価値体系と信念体系――国定教科書の内容分析
「立身出世主義」の構造――日本近代化の〈精神〉

第IV巻
近代日本の心情の歴史
近代日本の民衆の精神史を,流行歌を素材として分析した本編に,2010年までの「近代日本の愛の歴史」を通観した新稿を併録.
『近代日本の心情の歴史――流行歌の社会心理史』
イメージの近代日本史
柳田国男『明治大正史・世相篇』解説
近代日本の愛の歴史 1868/2010

第V巻
現代化日本の精神構造
現代日本の創成期と言える高度経済成長期の日本人の精神構造を探り,その完成期の「思想地図」を提示する.
現代における不幸の諸類型
ベストセラーの戦後日本史
貧困の中の繁栄――泰平ムードの内面構造
ホワイトカラーの分解と意識
限界エリートの欲望と不安――新スペシャリストの人生設計
現代欲望論――幸福の背理
テレビドラマの二律背反
世代形成の二層構造
現代青年の意識の変貌
20世紀末思想地図――論壇時評 1985/86

第VI巻
生と死と愛と孤独の社会学
著者の基本モチーフの一つである「生の社会学」,「実存の社会学」を具体的に提示し,未来への展望につなげる.
まなざしの地獄――尽きなく生きることの社会学
新しい望郷の歌
花と球根――実存とベストセラーの間
夢の時代と虚構の時代
愛の変容/自我の変容
愛の散開/自我の散開
近代の矛盾の「解凍」――脱高度成長期の精神変容

第VII巻
未来展望の社会学
来たるべき未来社会とは,いかにありうるか,いかにあるべきか――その構想を提示する.
人間と社会の未来
ユートピアの理論
価値空間と行動決定
二千年の黙示録――関係の絶対性の向こう側はあるか
コミューンと最適社会
交響圏とルール圏――〈自由な社会〉の重層構成

第VIII巻
社会学の主題と方法
新たな世代の人たちに向けて,社会学のさまざまな主題と方法を伝えるとともに,その多様性と可能性を示す.
越境する知――社会学の主題と方法 序説
「社会」のコンセプトと基本のタイプ
自我・主体・アイデンティティー――〈私〉であることの社会学
時間と空間の社会学
価値意識の理論 骨格
社会意識研究の諸データ
数量的データと「質的」なデータ
「質的」なデータ分析の方法論的な諸問題

第IX巻
宮沢賢治――存在の祭りの中へ
「わたくしという現象は」というおどろくべき先駆的な洞察によって現代思想を一気につきぬける宮沢賢治という無意識の詩人について,その文学的な果肉を豊饒に熟味しながら,存在の祭りの中へ,生と世界の肯定の方へ,われわれを解き放ってくれる作家の生と思想の核心を明らかにする.「真木悠介」シリーズへの助走.
『宮沢賢治――存在の祭りの中へ』

第X巻
晴風万里――短篇集
新聞・雑誌に掲載された短篇から反響の大きかったものを精選・収録.
人間について
晴風万里──野口晴哉ノート
アートの人間学──野口晴哉「美術随想」ノート
人間は変わることができるか──竹内敏晴『ことばが劈かれるとき』ノート
祝祭としての生命──竹内敏晴追悼
人間の関係について
歌の中の闇
仁義について
人間関係のなかの言葉
自分をのりこえることはできるか
「おまへは歌ふな」
歴史の奥行き
共同空間と社会空間──建築と社会学
文化について
シツォイド文化とチクロイド文化
中華思想と遥華思想
至るところの土着
火の空間──空間の比較社会学
現代記
美しい季節はいつ来るか──現代俳句の時間感覚
銀河と蟷螂──ヒューマニズムの死と再生
馬と青葦──「家」について
〈自己〉ということ──二つの死によせて
現代短歌の表現史
本について
石牟礼道子『流民の都』
永山則夫『無知の涙』
S.クラカウアー『カリガリからヒトラーへ』
ウィルヘルム・ライヒ『性道徳の出現』
エレン・モーガン『女の由来』
ディー・ブラウン『わが魂を聖地に埋めよ』
道を伝ふる薔薇門の
夕陽を追う影
映像の残酷
未読のたのしみ
精神の考古学の標本の宝庫──白川静『字通』
現代美術はなぜ美しくないか──宇佐美圭司『20世紀美術』
マグリットの光の中で──内田隆三『テレビCMを読み解く』
ただひとつの海──石牟礼道子『苦海浄土』,『天の魚』
社会主義の崩壊の後に力をもつ「古典」──カール・ポランニー『人間の経済』
欲望の質を転回させる不思議の箱に──山尾三省『聖老人』
生成の海──野本三吉『不可視のコミューン』
夢よりも深い覚醒へ──竹田青嗣『陽水の快楽』
私の地平線の上に
森羅万象の空
シェイクスピア空間
人びとをしてその言うに任せよ
武蔵野
ジュビラシオン考
奇跡ではないもののように
樹の塾
書くことと編集すること
思想について
〈他者の自由〉に敏感な思想──鶴見俊輔
時代に対して垂直に立つ──廣松渉
〈透明〉と〈豊饒〉について
空間の思想/時間の思想
思想の身体価
思想の眩暈──青光赤光白光黒光

定本解題




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