そうだったんだ!日本語

日本語の観察者たち

宣教師からお雇い外国人まで

大航海時代の宣教師たち,オランダ商館の人々,明治のお雇い外国人.〈外〉の視点で捉えた日本語の姿とは?

日本語の観察者たち
著者 山東 功
ジャンル 書籍 > 単行本 > 言語
シリーズ そうだったんだ!日本語
刊行日 2013/10/30
ISBN 9784000286282
Cコード 0381
体裁 B6 ・ 並製 ・ カバー ・ 228頁
定価 1,870円
在庫 在庫あり
大航海時代に来日した宣教師たちから,オランダ商館の人々,幕末の外交官,明治のお雇い外国人まで.鋭い〈外〉からの視点は,国内の研究者たちに日本語を相対化し探究する動機を与えることにもなった.LとRの発音の区別がない,格変化や性・数の別がないと驚きながらも,辞書や文法書を作り,海外に日本学の種を播いた彼らに光を当てる.

■編集部からのメッセージ

1600年頃から明治時代まで,布教のため,交易のため,外交のために日本にやってきた西洋人たち.ザビエル,フロイス,ケンペル,ホフマン,サトウ,チェンバレンといった有名どころもこの本に登場しますが,ハルツィンク,プフィッツマイヤーといったあまり知られていない人々も登場します.名前の読み方を確定させるためだけでも,山東先生は膨大な外国語文献をめくってお調べになりました.講談社選書メチエで5年前に出された『唱歌と国語』も話題になった著者による,渾身の一冊です.
山東 功(さんとう いさお)
1970年大阪生まれ.2000年大阪大学大学院文学研究科博士後期課程修了.博士(文学).
大阪女子大学専任講師等を経て,現在,大阪府立大学教授,専攻は日本語学(日本語学史),日本思想史.
著書に『明治前期日本文典の研究』(和泉書院),『唱歌と国語明治近代化の装置』(講談社選書メチエ)ほか.

書評情報

日本語の研究 第10巻2号(2014年4月)
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