シリーズ 現代経済の展望

米中経済と世界変動

結びつきと軋みを強めている米中経済関係.その過去と現在を丹念に分析し,今後の世界経済を展望する.

米中経済と世界変動
著者 大森 拓磨
ジャンル 書籍 > 単行本 > 経済
シリーズ シリーズ 現代経済の展望
刊行日 2014/08/28
ISBN 9784000287418
Cコード 0333
体裁 四六 ・ 上製 ・ カバー ・ 268頁
在庫 品切れ
いまや世界経済の基軸を担う米中経済関係.それはどのように形成され,いかなる特徴を持っているのか.両国の政治動向とも絡み合いながら,結びつきと軋みを強めている現状をどう見たらよいのか.TPPなど,米中それぞれが地域経済圏を作り出そうとしている動きを「ネオブロック化」として捉え,今後の世界経済の変動を展望する.

■「序章」より

環太平洋圏の政治的・経済的な権益の確保をめぐるアメリカと中国とのにらみあいが強まれば,同じく環太平洋圏に属する日本の経済や産業のゆくえにも重大な影響が及ぶ.これからの日本の国益のことや日本の今後の舵取りを考えるためには,現在の米中間の政治的・経済的な関係がどのような性格を歴史的につむいできたのか,きちんとおさえておく必要がある.
大森拓磨(おおもり たくま)
1972年生まれ.現在,新潟大学大学院現代社会文化研究科・経済学部准教授.博士(経済学).専門は理論経済学・アメリカ経済論.
著書に『サフォーク・システム―フリーバンキング制か,中央銀行制か』(日本評論社),『全球化中的中日経済関係』(共著,中国・経済科学出版社),『グローバル化のなかの日中経済関係』(共著,御茶の水書房),『制度と組織―理論・歴史・現状』(共著,桜井書店)他.

書評情報

日本経済新聞(朝刊) 2014年9月28日
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