女性官僚という生き方

女性登用が霞が関を変えるか? 次官から専門職まで,様々な女性官僚の姿を伝える.

女性官僚という生き方
著者 村木 厚子 , 秋山 訓子
ジャンル 書籍 > 単行本 > 社会
刊行日 2015/12/03
ISBN 9784000610780
Cコード 0036
体裁 四六 ・ 並製 ・ 206頁
在庫 品切れ
日本的長時間労働の典型だった霞が関が,いま大きく変わろうとしている――.国家公務員の働き方を見直す動きの原動力は,登用政策で増えてきた女性官僚たちだ.次官から30代の専門職まで,様々な省庁で働く女性たちが仕事の面白さ,出世,家庭や子育てとの両立の課題について語る.霞が関から,日本が変わる?
はじめに 日本が変わるカギ(村木厚子)/少数派だからこそ見えること(秋山訓子)

第1章 公務員の仕事は「翻訳」
(前厚生労働事務次官 村木厚子)

コラム1 国家公務員になるには

第2章 ワークライフバランスを求めて
(内閣人事局 定塚由美子/経済産業省 西垣淳子)

第3章 外交の最先端にいる女性たち
(外務省 三好真理,千吉良瑞生,岡本佳子)

第4章 出向が拓いた職業人生
(衆議院調査局 伊藤和子/財務省 石井菜穂子)

コラム2 女性官僚は増えてきた?

第5章 若手女性官僚たちはなぜ声を上げたのか
(厚生労働省 河村のり子/環境省 内藤冬美/財務省 中西佳子)

第6章 「理系女子」の生きる道 技官の仕事
(復興庁 佃 千加/農林水産省 福本弥生)

第7章 教育と法 社会のインフラに関わる仕事
(文部科学省 大類由紀子/法務省 川野麻衣子)

第8章 「社会の防衛」にこそ女性が必要
(防衛省 野田優子/警察庁 羽石千代)

コラム3 海外の女性国家公務員

第9章 働き方の改革は女性だけでなくすべての男女の問題
(厚生労働省 河村のり子/環境省 内藤冬美/財務省 中西佳子)

おわりに 霞が関から働き方を変えていく(定塚由美子)
村木厚子(むらき あつこ)
1955年高知生まれ.高知大学卒業後,78年労働省(現・厚生労働省)に入省.障害者支援,女性政策などに関わり,雇用均等・児童家庭局長などを歴任.2009年,郵便不正事件で逮捕・起訴されるも10年9月に無罪確定.同月より職場復帰し,13年7月より15年10月まで厚生労働事務次官を務めた.

秋山訓子(あきやま のりこ)
朝日新聞編集委員.1968年生まれ.東京大学文学部卒業.政治部,経済部,アエラ編集部,GLOBE編集部,政治部次長などをへて現職.

書評情報

日本経済新聞(朝刊) 2016年1月24日
ページトップへ戻る