緊急事態条項の何が問題か

「お試し改憲」論に潜む深刻な問題点を抉り出す!

緊急事態条項の何が問題か
著者 関西学院大学災害復興制度研究所
ジャンル 書籍 > 単行本 > 総記
刊行日 2016/05/27
ISBN 9784000611381
Cコード 0032
体裁 四六 ・ 並製 ・ 194頁
在庫 品切れ
憲法改正論議のなかで,テロや震災を口実にした「緊急事態条項(国家緊急権)」の導入論が加速度を増そうとしている.しかし,そもそも,国家緊急権とは何なのか.憲法学においても議論が手薄であったこの問題に専門家が多方面から切り込む.非常時における国家の役割,市民の役割についてもあわせて考える.

■ 本書より

現在,憲法改正の議論が進められている中,東日本大震災を口実に「国家緊急権」の導入がより加速度を増そうとしている.ところで,国家緊急権とは何なのか? 自然災害に対処するために国家緊急権が本当に必要なのか? 本書は,憲法研究者・実務家による論文をもとに,災害時における国家の役割について一般市民が自ら考えていけるような判断材料を提供しようとするものである.
(山崎栄一「解説」より)
棟居快行(むねすえ としゆき)
1955年生.専修大学法科大学院教授.憲法.
永井幸寿(ながい こうじゅ)
1955年生.弁護士.日本弁護士連合会災害復興支援委員会前委員長.関西学院大学災害復興制度研究所研究員.
愛敬浩二(あいきょう こうじ)
1966年生.名古屋大学大学院法学研究科教授.憲法.
山中倫太郎(やまなか りんたろう)
1973年生.防衛大学校准教授.憲法・安全保障法.
稲葉実香(いなば みか)
1976年生.金沢大学大学院法務研究科准教授.憲法.
野呂雅之(のろ まさゆき)
1956年生.元朝日新聞論説委員.関西学院大学災害復興制度研究所主任研究員・教授.
山崎栄一(やまさき えいいち)
1971年生.関西大学社会安全学部教授.憲法・災害法.
長岡 徹(ながおか とおる)
1955年生.関西学院大学災害復興制度研究所所長,法学部教授.憲法.
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