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| [編集委員] 新宮一成,鷲田清一,道籏泰三,高田珠樹,須藤訓任 |
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A5判・上製函入
平均400頁・月報付 |
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Copyright by Freud Museum, London. Reproduced with permission. |
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本全集は予約出版です.
予約お申し込みは締め切らせていただきました. |
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「無意識」という現実がフロイトによって取り出されてから約100年,治療の現場で生み出されたこの概念は,いまや思想を語り時代を証言する不可欠の手立てとして定着している.
フロイトの語る無意識は,個人の生の営みが世界の歴史と不可分であり,歴史は言語活動によって紡がれることなしにはありえないという洞察に裏打ちされている.フロイトが書き残したのは,ひとりの人間が病むという事態を,人間が歴史を生きているという事実から解明しようとする思想であった.いかにも人は,「起源」という観念にときに病み,ときに癒されようともする.彼の著作は,第一次世界大戦期を挟んで書き続けられた.市民社会の動揺,人間を支配する機械,およそ乗り越えられることのない光速…….これら新たな現実が時代の言語活動の中に生み出した断層こそ,彼が病から聴き取ったものであった.
近代から現代への変動,時代が人間を押し潰しながら進んでゆくその様を書き誌したフロイトの著作.そのすべてを思想の進展に沿い,著者の息づかいを感じながら読み解いていくことは,私たちの中に,歴史を畏怖し,愛し,時には反抗する気持ちを呼び醒ますだろう.初めて紹介される数多くの論考を含むこのたびの全集を,私たちは編年体で構成し,特に訳語の一貫性に留意した.自分たちの時代の思想家としてフロイトを読み直そうとする気運が高まる中,この全集が,歴史を問い直す新たなフロイト体験に道を開くのを願ってやまない. |
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| 2006年8月 |
[編集委員] |
新宮一成・鷲田清一・道籏泰三・
高田珠樹・須藤訓任 |
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