杜甫詩注
第一冊 総序 書生の歌 上
最初期の古体詩四十三首を収録.「兵車行」「飲中八仙の歌」などの名詩を,著者ならではの深い学識によって読み解く.
詩人30─40代,現存する最初期の古体詩43首を収録.戦乱に苦しむ庶民の嘆きを詠う「兵車行(へいしゃこう)」,李白をはじめ敬愛する酒豪たちをユーモアたっぷりに描く「飲中八仙(いんちゅうはっせん)の歌」などの名詩を,著者ならではの深い学識に基づく注釈学的方法によって,読み解く.旧版に改訂・加筆をほどこし,新たに編者による「解説」を付す.