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四国遍路

88カ所,金剛杖を手にひたすら歩むお遍路の道.名句,名歌と共に巡礼行を綴る連作エッセイ.

四国遍路
著者 辰濃 和男
通し番号 新赤版 727
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 随筆
刊行日 2001/04/20
ISBN 9784004307273
Cコード 0295
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 254頁
在庫 品切れ
四国88カ所.金剛杖を手に,1400キロをひたすら歩く.土地の人から受ける「お接待」が心にしみる.-人はなぜ四国をめざすのだろうか.いま,ひとりのお遍路として四国路をたどる著者の胸に去来する問いだ.人々と出会い,自然の厳しさに打たれつつ歩む巡礼行を,心に浮かぶ名句,名歌を散りばめて綴る連作エッセイ.
一 徳島・へんろ道
1 誘われる/2 着る/3 歩く/4 いただく/5 打たれる/6 出あう/7 はぐれる/8 履く

二 高知・へんろ道
1 解き放つ/2 突き破る/3 泊まる その一/4 包みこむ/5 体得する/6 あこがれる/7 食べる/8 ほどこす

三 愛媛・へんろ道
1 痛む/2 泊まる その二/3 迷う/4 修行する/5 回る/6 融和する その一/7 遊ぶ/8 ゆだねる

四 香川・へんろ道
1 哭く/2 死ぬ/3 捨てる/4 融和する その二/5 洗う/6 結ぶ

番外 登る

あとがき
「第一歩」のための我流案内
辰濃和男(たつの かずお)
1930年東京に生まれる
1953年東京商科大学(一橋大学)卒業,朝日新聞社入社.ニューヨーク特派員,社会部次長,編集委員,論説委員,編集局顧問を歴任.この間,1975-88年,「天声人語」を担当.93年退社.
現在:日本エッセイスト・クラブ専務理事
著書:『文章の書き方』(岩波新書)
   『漢字の楽しみ方─悪字の数々を弁護する』(岩波書店)
   『辰濃和男の天声人語〈人物編〉』(朝日文庫)
   『辰濃和男の天声人語〈自然編〉』(同上)
   『歩けば,風の色』(朝日ソノラマ)
   『断章・20世紀』(同上)ほか

書評情報

読売新聞(夕刊) 2012年10月15日
徳島新聞(朝刊) 2010年12月8日
NHKラジオ第1 2002年4月30日放送
毎日新聞(朝刊) 2001年8月1日
毎日新聞(夕刊) 2001年5月21日
読売新聞(朝刊) 2001年5月20日
日本農業新聞 2001年5月14日
信濃毎日新聞(朝刊) 2001年5月13日
山陽新聞(朝刊) 2001年5月13日
北國新聞(朝刊) 2001年4月28日
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