岩波現代文庫 野坂昭如ルネサンス


「野坂昭如ルネサンス」開幕の辞】
好色の魂
水虫魂
マリリン・モンロー・ノー・リターン
騒動師たち
とむらい師たち
(ほねがみとうげほとけかずら)
童女入水(どうじょじゅすい)


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編集部だより
「野坂昭如ルネサンス①」『好色の魂』(解説=永六輔,カバー=和田誠)

カバー=和田誠
 「好色出版の帝王」貝原北辰――共感と敬意をこめて描く異色長編
  エロ・グロ・ナンセンス華やかなりし昭和初期,たび重なる発禁にも屈せず,『ロシア大革命史』や『デカメロン』,『密戯指南』を秘密刊行し続けた,「好色出版の帝王」貝原北辰(実在したモデルは梅原北明〔1900~1946〕).その奔放無頼の生涯を,「四畳半襖の下張」裁判を闘った野坂昭如が,己れの自画像をも映しいれながら共感と敬意をこめて描き上げた異色長編.
  本書は新潮社より1968年3月単行本として,1974年1月新潮文庫として,それぞれ刊行された.底本には新潮文庫版を用いた.


著者紹介

野坂昭如(のさか あきゆき)
1930年鎌倉市生まれ.45年神戸大空襲で養父を失う.47年新潟の実父のもとへ帰る.50年早稲田大学文学部仏文科に入学し,7年間在学.音楽事務所勤務,コント台本作成,作詞等に従事.63年「エロ事師たち」発表.68年「アメリカひじき」「火垂るの墓」で第58回直木賞受賞.80年「四畳半襖の下張」裁判で有罪確定.83年参議院議員当選.同年の総選挙に際し田中角栄元首相の地盤・新潟三区から立候補し落選.97年『同心円』で第31回吉川英治文学賞受賞.2002年『文壇』およびそれに至る文業により第30回泉鏡花文学賞受賞.なお,岩波書店で刊行された野坂さんの著作には,小野周さんをはじめ6名の科学者との対談を収めた岩波新書『科学文明に未来はあるか』(編著/1983年3月刊/原載・雑誌『科学』1982年1~12月)があります.





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