岩波現代文庫 野坂昭如ルネサンス


「野坂昭如ルネサンス」開幕の辞】
好色の魂
水虫魂
マリリン・モンロー・ノー・リターン
騒動師たち
とむらい師たち
(ほねがみとうげほとけかずら)
童女入水(どうじょじゅすい)


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編集部だより
「野坂昭如ルネサンス③」『マリリン・モンロー・ノー・リターン』(解説=横尾忠則,カバー=和田誠)

カバー=和田誠
 徹底的に現実を拒否しおぞましい妄想にとりつかれた人間を主人公として,遠国の美女への願望,女たちの執念,反逆的なヒューマニズムや現実逃避をテーマとする中編小説集.作家自身の「私小説」である表題作「マリリン・モンロー・ノー・リターン」をはじめ,性と死を執拗に直視した問題作である「娼婦三代」「母陰呪縛譚」「死の器」「不能の姦」を収録.
 本書は文藝春秋より1972年4月単行本として,収録作品を一部入れ替えて1975年10月文春文庫として,それぞれ刊行された.底本には文春文庫版を用いた.


著者紹介

野坂昭如(のさか あきゆき)
1930年鎌倉市生まれ.45年神戸大空襲で養父を失う.47年新潟の実父のもとへ帰る.50年早稲田大学文学部仏文科に入学し,7年間在学.音楽事務所勤務,コント台本作成,作詞等に従事.63年「エロ事師たち」発表.68年「アメリカひじき」「火垂るの墓」で第58回直木賞受賞.80年「四畳半襖の下張」裁判で有罪確定.83年参議院議員当選.同年の総選挙に際し田中角栄元首相の地盤・新潟三区から立候補し落選.97年『同心円』で第31回吉川英治文学賞受賞.2002年『文壇』およびそれに至る文業により第30回泉鏡花文学賞受賞.なお,岩波書店で刊行された野坂さんの著作には,小野周さんをはじめ6名の科学者との対談を収めた岩波新書『科学文明に未来はあるか』(編著/1983年3月刊/原載・雑誌『科学』1982年1~12月)があります.





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