岩波現代文庫 野坂昭如ルネサンス


「野坂昭如ルネサンス」開幕の辞】
好色の魂
水虫魂
マリリン・モンロー・ノー・リターン
騒動師たち
とむらい師たち
(ほねがみとうげほとけかずら)
童女入水(どうじょじゅすい)


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編集部だより
「野坂昭如ルネサンス⑤」『とむらい師たち』(解説=百川敬仁,カバー=和田誠)

カバー=和田誠
 死に顔がもっている威厳と迫力に魅せられ,万国博に対抗して葬儀博の実現にかける「ガンめん」.葬儀のレジャー産業化に狂奔する「ジャッカン」.とむらい師たちの奇行と愚行,笑いと哀しみ.独自の終末観に基づいて「生」を肯定する「死」への想像力が発揮される.他に異色作「あゝ水銀大軟膏」「四面凶妻」「ベトナム姐ちゃん」「うろろんころろん」を収録.
(解説 百川敬仁)


 本書は講談社より1967年8月単行本として,1973年3月講談社文庫として,それぞれ刊行された.底本には講談社文庫版を用いた.


著者紹介

野坂昭如(のさか あきゆき)
1930年鎌倉市生まれ.45年神戸大空襲で養父を失う.47年新潟の実父のもとへ帰る.50年早稲田大学文学部仏文科に入学し,7年間在学.音楽事務所勤務,コント台本作成,作詞等に従事.63年「エロ事師たち」発表.68年「アメリカひじき」「火垂るの墓」で第58回直木賞受賞.80年「四畳半襖の下張」裁判で有罪確定.83年参議院議員当選.同年の総選挙に際し田中角栄元首相の地盤・新潟三区から立候補し落選.97年『同心円』で第31回吉川英治文学賞受賞.2002年『文壇』およびそれに至る文業により第30回泉鏡花文学賞受賞.なお,岩波書店で刊行された野坂さんの著作には,小野周さんをはじめ6名の科学者との対談を収めた岩波新書『科学文明に未来はあるか』(編著/1983年3月刊/原載・雑誌『科学』1982年1~12月)があります.





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