岩波文庫で拡がる映画世界
―2006年 岩波文庫フェア―l



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 古典の宝庫・古今東西の名著・名作の宝庫である「岩波文庫」には、もう一つの宝庫があります。
 最近公開の話題作では、「オリヴァー・ツイスト」や「プライドと偏見」で光があてられた、「映画の原作もしくは映画の関連書」の宝庫です。毎年必ずといっていいくらい、何本かの映画が「岩波文庫」の中から撮られています。「テス」「灰とダイヤモンド」「破戒」「雪国」等、文庫の書名が映画のタイトルになったものは、もちろん数多くあります。映画「地獄の黙示録」はコンラッドの『闇の奥』を基にしてフランシス・F・コッポラ監督がヴェトナム戦争を描いた作品として知られています。「レッズ」は、『世界をゆるがした十日間』を著したジョン・リードの生涯を描いています。黒澤明監督の「蜘蛛巣城」は、なんとシェイクスピアの『マクベス』を日本の戦国時代に置き換えたものであったりと、意外な組み合わせもあります。ちなみに、黒澤明監督は1951年にドストエフスキーの「白痴」も映画化しています。
 また、「オリバー・ツイスト」「伊豆の踊子」「嵐が丘」などのように5回も、6回も映画化された文庫もあります。そんな中から、今回、60点73冊を選び、〈岩波文庫でひろがる映画の世界〉フェアを企画しました。 この機会に、現在品切れ書目も復刊いたします。

各冊に映画のタイトルと公開年、監督、主演俳優と簡単な説明の入った特製帯を付けます。


復刊書目
東海道四谷怪談 鶴屋 南北/河竹 繁俊 校訂
野菊の墓 他四篇 伊藤 左千夫
白痴(全2冊) ドストエーフスキイ/米川 正夫 訳
灰とダイヤモンド(全2冊) アンジェイェフスキ/川上 洸 訳
ロダンの言葉抄 高村 光太郎 訳/高田 博厚,菊池 一雄 編
ローザ・ ルクセンブルクの手紙 L.カウツキー 編/川口 浩,松井 圭子 訳
世界をゆるがした十日間(全2冊) ジョン・リード/原 光雄 訳

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