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1927(昭和2)年7月9日付『東京朝日新聞』の1面トップに,岩波文庫の創刊を発表しました.
今もすべての岩波文庫に掲載されているマニフェスト,三木清が草稿を書き,岩波茂雄が手を入れた「読書子に寄す」を発表したのもこの時です.翌日,夏目漱石『こころ』,正岡子規『病牀六尺』,樋口一葉『にごりえ・たけくらべ』,島崎藤村『藤村詩抄』,トルストイ『戦争と平和(一)』,プラトン『ソクラテスの弁明・クリトン』など22冊,5日おいてカント『実践理性批判』を刊行しました.これら第1回発売書目23冊の多くは,何度も新版に改め,あるいは新しい訳に替えて,今も岩波文庫の主要書目として読み継がれています.「真に古典的価値ある書」は何年たっても決して古びることはありません.
創刊以来80年,何世代にもわたる読者の支持を得て,今日までに刊行した岩波文庫は5400点,総計3億5000万冊にのぼります.今後も,創刊以来の古典専門文庫として,ラインナップを20世紀の古典に広げつつ,さらに90年,100年と続けていきたいと思います. |
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![『岩波文庫創刊書目[復刻]全23冊セット』(2006年12月26日刊)](img/book01.gif)
1927年7月の発売書目23冊の美装函入りセット.本のサイズ(当時は菊半裁,現在の文庫のサイズとは異なっています),紙質,表紙の色など,当時の姿を可能な限り復元しました.
▼付 創刊広告(東京朝日新聞・昭和2年7月9日掲載)
セット定価21,000円 |
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〈16日発売〉 |
| ●医師・詩人杢太郎,最晩年のみごとな植物写生 |
| 新編 百花譜百選 [オールカラー] |
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木下杢太郎 画/前川誠郎 編 |
定価1575円 |
| ●〈新しい文学〉の開拓に果敢に挑んだ野心作 |
| 響きと怒り (上)(下) |
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フォークナー/平石貴樹・新納卓也 訳 全2冊 |
定価上840円・下798円 |
| ●近代日本最大にして最要の哲学的体系書生 |
| 倫理学 (一) |
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和 哲郎 全4冊(解説=熊野純彦) |
定価987円 |
| ●西欧理性・米国文化・反ユダヤ主義批判の名著 |
| 啓蒙の弁証法―哲学的断想 |
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M.ホルクハイマー,T.W.アドルノ/徳永 恂 訳 |
定価1260円 |
| ●歴史と性格を異にする9カ国の憲法を新訳 |
| 新版 世界憲法集 |
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高橋和之 編 |
定価987円 |
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〈16日発売〉 |
| 夜の来訪者 |
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プリーストリー/安藤貞雄 訳 |
定価588円 |
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各界の読書家の方々にアンケートをお願いし,「私の三冊」を選んでコメントをつけていただきました.創刊60年・70年に続いて今回が3回目.1回目に最も多くの方々に選ばれたのが『銀の匙』,2回目は『「いき」の構造』,さて,今回は? |
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『図書』のアンケート「私の三冊」をもとに,全国の協力書店で創刊80年記念フェア「私の好きな岩波文庫100」を行います.
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この10年間に刊行した新刊523点のデータを新たに加え,創刊以来の全書目をジャンル別に収録した解説総目録の新版.年表形式の『岩波文庫の80年』(2月刊)とともに,岩波文庫のデータベース. |
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岩波文庫の新刊の活字を大きくして,もう何年にもなりますが,一度染みついたイメージを,新刊だけではなかなか払拭するのは難しいようです.
そこで,岩波文庫の基本書目を順次活字を大きく,ゆったりとした組みにしたいと考えています.
まず,2007年の 〈春〉 と 〈秋〉 の2回,各20点程度,以降も続けてゆき,いずれは全点を読みやすいものにしたい,と思っています. |