東日本大震災からまもなく1年.岩波新書は,3月6日に特別の発売日を設け,「3・11」を考える2冊の新刊を刊行します.
一冊目は,ジャーナリストの外岡秀俊さんによる『3・11 複合被災』.震災と大津波,そして原発事故が折り重なった「複合災害」の中で,人びとは何を思い,どんな経験をしたのか.いまも被災地に通い続ける著者がルポをまじえながら,3・11全体の輪郭を描き出し,残された課題を考えるものです.
もう一冊は,社会学者の大澤真幸さんによる『夢よりも深い覚醒へ――3・11後の哲学』.「不可能性の時代」に起きた3・11とはどのような出来事なのか.脱原発が進まない理由は何か.圧倒的な破局を内に秘めた今の社会は変えられるのか.オリジナルな思考を続ける著者ならではの刺激的な考察がつづきます.
【編集部:小田野耕明】