ブッシュ政権はアフガン戦争、イラク戦争を行うにあたり、自身の孤立主義と過度の自負心が常に国際社会の調和を乱していることに気づいていない。日本のインド洋上給油活動は、この「アメリカの戦争」の後方支援である。これは、憲法が禁じる集団的自衛権の行使をほぼ無原則に認めない限り、不可能なはずである。しかし、個々の国が行使する自衛権と、国際社会の平和維持のための国連の活動は全く異質のものだ。日本が憲法9条に則りつつ国連の活動に積極的に参加することは、成立可能である。しかし、そこには個々の国の政治判断が生じる。そこにこそ「政治」がある。おざわ・いちろう 民主党代表