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バイオロギングと新しい海洋動物学

 予想も常識も覆す、驚きの新発見が続出! 南極のペンギンやアザラシから身近なウミガメや魚まで、謎に包まれた海洋生物たちの生態を、動物搭載型の記録装置を使ったバイオロギングという新たな手法で解き明かす。
 動物の行動や生態を調べるには、「よく観察する」ことが基本。しかし、それが不可能な場合もある。特に、深く広大な海の中を広範囲に移動する大型動物を連続的に観察することはとても難しく、多くは未知の領域だった。
 近年、その常識を覆しつつあるのが「バイオロギング」と呼ばれる手法。簡単にいえば、小型の機械を動物に搭載して、動物自身にデータを記録してもらうのである。一定期間を経て回収された装置からは、その間の行動や生態に関する情報が得られる。
 バイオロギングは深度記録計を用いた潜水行動の研究に始まり、現在ではビデオ映像や音、加速度などが記録できるようになった。これらの新しい手法を用いて、熱帯から極域まで地球上の多様なフィールドで、さまざまな動物を対象とした研究が進んでいる。
 本セミナーでは、バイオロギング研究のおもしろさと最新の成果を、動画や写真を交えながら紹介する。
第1回 3月27日(火) ペンギン目線の世界を覗く(佐藤)
第2回 4月3日(火) イルカにも方言があった(森阪)
代わりの日程は 4月12日(木) となりました
第3回 4月10日(火) 眠るクジラと飛ぶマンボウ(佐藤)
第4回 4月17日(火) バイオロギングと新しい動物生態学(佐藤)


佐藤克文(さとう・かつふみ) http://www.icrc.ori.u-tokyo.ac.jp/kSatoHP/ 東京大学大気海洋研究所・准教授

1995年京都大学農学博士。日本学術振興会特別研究員、国立極地研究所助手を経て、2004年より現職。専門は動物行動学、動物生理生態学など。ウミガメの体温生理に関する研究で学位取得の後、南極のペンギンやアザラシを対象とした研究を経て、現在あらゆる動物に動物搭載型記録計を用いて、比較行動学を進めている。
著書に『ペンギンもクジラも秒速2メートルで泳ぐ――ハイテク海洋動物学への招待(光文社新書・2007)《2008年講談社科学出版賞》、『バイオロギング――最新科学で解明する動物生態学(分担執筆;京都通信社・2009)、『巨大翼竜は飛べたのか――スケールと行動の動物学(平凡社新書・2011)

森阪匡通(もりさか・ただみち) http://www.wrc.kyoto-u.ac.jp/members/morisaka.html 京都大学野生動物研究センター・特定助教
2005年京都大学理学博士。京都大学理学研究科リサーチフェロー、日本学術振興会特別研究員、東京大学大気海洋研究所特任研究員などを経て、2010年12月より現職。専門は生物音響学。ハクジラ類の音声について、特にその進化過程に興味を持ち、幅広い視点から研究を行っている。
著書に『バイオロギング――最新科学で解明する動物生態学(分担執筆;京都通信社・2009)、『ケトスの知恵――イルカとクジラのサイエンス(分担編集・執筆;東海大学出版会・2012年1月予定)

日時
2012年3月27日(火),4月3日(火),10日(火),17日(火)〈全4回〉 午後6時30分より約2時間
場所
東京都千代田区神田神保町2−3 アネックスビル3階 セミナールーム
会費
8,000円(税込) 1回のみ受講の場合は2,500円(税込)
学生の方は7,000円(1回のみの場合は2,000円.いずれも税込)
定員
40名(先着順)
申込方法
次の事項を明記のうえ、お一人一枚、ハガキもしくはメールにてお申し込み下さい。聴講券をお送りいたします。
1) 講座名
2) 講師名
3) 郵便番号・住所・電話
4) 氏名
5) 年齢
6) 職業(学生の方は学校名と専攻学科)

定員に達したところで締め切らせていただきます。
〒101-8002
東京都千代田区一ツ橋2−5−5
岩波書店「市民セミナー」係



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