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校正

 本づくりでは、原稿を正しく印刷物にすることがとても大切です。ただし、著者の原稿がそのまま本に移し替えられるわけではありません。原稿をもとに本の体裁に仕上げるためにさまざまな工程が必要となります。誤りのない良質な本を作るために「校正」はとても大切な仕事です。


原稿引合せ ――校正作業の基礎となるものです。

原稿は印刷所で入力され、組方原則により文字が組まれます。この組まれた刷出しを「校正刷(ゲラ)」と呼びます。「原稿引合せ」では、原稿とゲラとを見比べながら、一字一句もらさず正確に照らし合わせます。


素読み

「原稿引合せ」は、原稿そのものを正しく照合することですが、「素読み」では原稿引合せの済んだゲラを読み込んで、誤字・脱字や表記・文体の統一などをチェックしながら、内容面での疑問提起や情報確認が主な作業となります。校正者はさまざまな本を校正しますので、オールマイティな知識や関心、さらには緻密さが要求されます。


初校〜校了

著者校正を含めた文字・図表修正の指示が印刷所に行き、再度訂正を反映したゲラになって戻ってきます。それをさらに校正して印刷所に……と、この作業工程が繰り返されて正確な校正刷が仕上がっていきます。最初のゲラを初校、それを修正したゲラを再校、さらに修正したゲラを三校と呼びます。通常は三校段階で校正作業は終了します。校正作業の終了を「校了」ないしは「責了」と呼びます。


参考文献などにあたる

本の正確さが要求されるために、校正者は疑問点や要確認事項を参考文献や辞書などで十分に調べ、正誤・適否を確かめます。このような素読み作業を経たうえで編集者と相談しながら内容上の疑問解決をしていきます。


校正された原稿

校正刷には文字修正するところは赤字で、内容上の疑問や提案などは黒鉛筆で書き込みます。入朱された赤字に基づいて印刷所が差替え・修正しますが、ゲラ上に残った鉛筆書きの字は赤字とはみなしません。また、読みにくい字には、その横に鉛筆書きを添えます。





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