理系女子的生き方のススメ

今,理系女子(リケジョ)が熱くて,面白い!

理系女子的生き方のススメ
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著者 美馬 のゆり
通し番号 ジュニア新書 730
ジャンル 書籍 > 岩波ジュニア新書 > 生活・生き方
刊行日 2012/12/20
ISBN 9784005007301
Cコード 0236
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 220頁
定価 本体840円+税
在庫 在庫あり

現在,注目の的である理系女子(リケジョ).その一人である著者が,自身のこれまでや研究生活を織り交ぜながらリケジョ人生の面白さ,奥深さを語ります.自分のやりたいことを見つけて,周囲を巻き込みながら楽しくおしゃれに生きる――その姿に,進路や生き方に悩む女子に限らず,多くの若者が励まされ元気をもらえる一冊.

■内容紹介
先日,「いま,中学三年の娘が理系に進みたいって言っているんだけど,女の子だし,どうかしら」と友人から聞かれました.「“女の子”が理系を目指しても,まったく問題ないと思うよ!!」と即答しました.実際,理系に進んだ女性たちの活躍ぶりはめざましく,マスコミの報道に限らずあらゆるところでその姿を目にします.本書の著者もその一人です.いまなぜリケジョ力が必要とされているのか,またリケジョ人生がどんなにおもしろいか,リケジョ力を未来にいかすヒント等々,本書には元気がでてくるアドバイスやエピソードがあふれています.
「理系女子」と書いてあるからといって,女子だけの本ではありません.理系男子も,もちろん文系女子・男子にも参考になります.また教員や保護者の方々にも!です.自分のやりたいことを見つけた人も,まだこれからの人にも役立ちます.つぎの一歩に必要な視点として,ぜひ「理系女子的生き方」を知ってください.

はじめに

第1章 リケジョ的視点で生活する
生活するとは/家事をするのは誰?/家事は学ぶもの?/すべては「何か変?」「なぜ?」「どうして?」からはじまる!/高度成長の時代/アメリカでもあったこと/作られたイメージのカリスマ主婦/情報の流れとしての家政/家事の外注化/「どうしよう」を考えるためのヒント/料理の理系的見方/料理を「科学」の視点でとらえると/調理がうまくなるとは/調理の上手下手は段取り力で決まる/大学生の食生活/理系的発想が生活をおもしろくする/異性文化への気づき

第2章 リケジョ的視点で社会を観察する
トイレの表示の何か変/おもちゃ売り場では?/マスメディアの影響か?/アニメやゲームも/紅一点/社会にある区別/「なぜ,どうして」と考えよう!―ジェンダーの視点から/世界の中での日本の位置/進学・就職時にみられる傾向/女性の働き方はMカーブが主流/核家族化,そして少子化/動物社会学研究から/リスクマネジメントの視点で生き方を考える/世界の一五歳の意識の違いのなぜ

第3章 仕事のしかた,リケジョの場合
どんな生き方がしたいのか/未来を想像する/社会に出る前にできること/リスクヘッジを可能にするもの/「リケジョ」は強い!/仕事場を知る/自分の傾向を知る/仕事,そして仕事場に何を望むか/キャリア選択における社会的影響/平等と公平の違い/多様性に関する価値

第4章 「学び」の成果を使う,活かす
幼児のころの好奇心/得意なことは/生活の中での学び/寺子屋における学び/知的好奇心を引き出す/大学をゼロからつくる経験/コミュニケーションへのこだわり/小学生と若手科学者のコミュニケーション/政策にかかわる審議会というところ/科学と社会をつなげる人・仕事/アメリカにおける科学コミュニケーション活動/ヨーロッパでは/サイエンスアゴラをはじめる/函館にもどってみると/マズローの欲求段階説/存在動機/これから日本で,世界で/まなびほぐし/社会を変革するまなびほぐし

第5章 「リケジョ力」を未来に活かす
二〇世紀が残した問題/先端科学技術の問題/脳や遺伝子の仕組みの解明/生殖に関わる医療/再生医療/ロボットとの共生/『科学技術白書』から見える日本の科学技術/中高生の科学技術に関する意識/土地に根差した考え方/シェア,そしてパブリック/新たなつながりの発見/安心,安全な社会に向けて/何か変,なぜ,どうしよう

第6章 科学リテラシー
リテラシーとは/科学リテラシーとは/個人にとってのメリット/社会にとってのメリット/〈知の航海〉シリーズが生まれたわけ/科学コミュニケーションとは/誰と誰がどこでどんな/科学館や博物館の役割/おいしく食べることの科学/海外の科学館では/遺伝学―ひねりをきかせた技術/エジンバラ国際科学フェスティバル/科学フェスティバルという手法/対話型社会の実現のために/このような時期に理系に進むということ

第7章 理系女子的生き方のススメ
遊び心と科学する心/身近なことをじっくり見る/鳥の目で見る/「それ,変えてみよう!」というのがリケジョ・マインド/リケジョができあがるまで/幸か不幸か女子高校時代/人生の最初の転機/女子学生一%の中で/アメリカに行きたい!/専業主婦時代に突入/アメリカで経験したこと/外の世界に出ることで見えるもの/科学する心,未来を創る力/やっぱり料理とおしゃれが好き

第8章 未来のリケジョとリケジョを育てるみなさまに
幅広い層の読者のみなさまに/二冊の絵本の示すこと/リケジョ的生き方をするために,リケジョ的人間を育てるために/魔法の呪文「ファンタジー,ビジョン,リアリティ」

あとがき
美馬 のゆり(みま・のゆり)
1960年,東京都生まれ.ハーバード大学大学院,東京大学大学院,電気通信大学大学院修了.専門は学習科学,学習環境デザイン,科学コミュニケーション.公立はこだて未来大学および日本科学未来館(東京・お台場)の設立計画策定に携わる.設立後は,大学では教授,科学館では副館長(2003年-2006年)を務める.著作に,『不思議缶ネットワークの子どもたち』(ジャストシステム),『「未来の学び」をデザインする』(東京大学出版会)などがある.

書評情報

We learn 2013年6月号
南日本新聞 2013年5月26日
大學新聞 第94号(2013年4月)
Z CLUB 2013年4月号
朝日小学生新聞 2013年2月24日
朝日中学生ウイークリー 2013年2月24日号
読売新聞(朝刊) 2013年2月17日
朝日新聞(朝刊)〔北海道〕 2013年1月25日
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