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地球外生命

われわれは孤独か

銀河系では地球はありふれた存在らしい.ほかにも知的生命が存在するか? 科学を総動員して考える.

地球外生命
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著者 長沼 毅 , 井田 茂
通し番号 新赤版 1469
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 自然科学
刊行日 2014/01/21
ISBN 9784004314691
Cコード 0244
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 216頁
在庫 在庫あり

銀河系の多くの星のまわりで惑星系が見つかっている.地球に似た惑星は,ごくふつうの存在らしい.それならばこの宇宙には,われわれ以外にも知的生命が存在するだろうか? 太陽系外の惑星系はまったく予想できない姿だったが,地球外生命はどんな姿だろうか? 生命科学と惑星科学を総動員し,宇宙における生命の可能性を考える.

 

■編集部からのメッセージ

 “彼ら”は見つかるか

 岩波新書で宇宙人の話?と思われた方も多いのではないでしょうか。しかし、これが科学のホットな話題になっているのです。きっかけは太陽系以外の惑星(「系外惑星」)の発見で、とくにここ10年ほどで続々と見つかるようになりました。もちろん望遠鏡で直接見えるわけではなく、主星の光の変化などから間接的にその姿を推定します。とんでもない奇妙な姿をしているものもあれば、地球に似た惑星も文字通り星の数ほどごろごろしているようです。となると、その中には海があって生命が生まれるものもあるのではないかと期待できるわけです。
 ここで問題は、地球生命が宇宙で唯一の可能性なのか? いいえ、系外惑星には系外惑星の生命があっていいのです。千差万別の条件でどんな生命が生まれるでしょうか? いま話題の火星どころか、木星や土星の氷衛星にだってそれなりの生命がいるかもしれません。それともやはり地球生命は宇宙の孤児? 気持ちはゆらぎます。
 空想ではなく科学でどこまで想像力を広げられるか、第一線の生物学者と惑星科学者による渾身のバトルです。

はじめに 生命は星の一部

第1章 地球生命の限界
 1 辺境の生物たち
 2 高温・低温・乾燥に耐える

第2章 地球生命はどのように生まれ進化したか
 1 生命のふるさと
 2 知的生命体への進化

第3章 地球の生成条件が少し変わっていたら
 1 ハビタブル惑星のできかた
 2 月と宇宙環境

第4章 太陽系の非地球型生命
 1 火星の太古の渚
 2 氷衛星の内部海 ―エウロパ、ガニメデ、エンケラドス
 3 マイナス180℃のメタンの湖 ―タイタン

第5章 系外惑星に知的生命は存在するか
 1 生命を観測できるか
 2 M型星惑星の生命を描く
 3 地球外知的生命と交信する

おわりに われわれは孤独か

参考文献
長沼 毅(ながぬま たけし)
1961年生まれ、筑波大学大学院生物科学研究科博士課程修了。現在、広島大学大学院生物圏科学研究科准教授。専攻は、微生物生態学、極限生物学。
著書に、『死なないやつら』(講談社ブルーバックス)、『生命の星・エウロパ』(NHKブックス)など

井田 茂(いだ しげる)
1960年生まれ、東京大学大学院理学系地球物理学専攻修了。現在、東京工業大学地球生命研究所教授。専攻は、惑星系形成論。
著書に、『異形の惑星 惑星形成理論から』(NHKブックス)、『スーパーアース』(PHPサイエンス・ワールド新書)など。

書評情報

週刊文春 2014年7月10日号
聖教新聞 2014年4月23日
しんぶん赤旗 2014年3月16日
朝日新聞(朝刊) 2014年3月2日
東京新聞(朝刊) 2014年2月23日
週刊東洋経済 2014年2月8日号
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