視覚心理学が明かす 名画の秘密

フェルメールやレンブラント,モネ,若冲や北斎,草間彌生の作品など,70点余りの秘密に実験も交え挑む!

視覚心理学が明かす 名画の秘密
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著者 三浦 佳世
ジャンル 書籍 > 単行本 > 芸術
刊行日 2018/07/13
ISBN 9784000249560
Cコード 0071
体裁 四六 ・ 上製 ・ カバー ・ 184頁
定価 本体2,500円+税
在庫 在庫あり
フェルメールは穏やかな日常を描くのに左上からの光を,レンブラントは非日常を描くのに右上からの光を選んだ? 名画はなぜ人の心を惹きつけるのか.ほかにモネやクレー,琳派や若冲,北斎,草間彌生の作品や,本城直季の写真など70点余りを俎上に載せ,秘密のヴェールを実験も交えて次つぎとはがしていく.〔オールカラー〕
まえがき

I 右か左か,それが問題だ
 1 フェルメールの日常・レンブラントの非日常
 2 キリコの「どこか変」なわけ
  コラム1 西洋の左・東洋の右
 3 グレコとクリヴェッリの聖と俗
 4 マルティーニのグイドリッチョと時間の矢
  コラム2 右向きの顔,左向きの顔

II 平面に奥行きとリアリティを感じる
 5 ピエロ・デッラ・フランチェスカの不思議な時空間
  コラム3 ゴッホの歪んだ部屋
 6 エッシャーの循環する階段
 7 フェルメールのちょっとピンぼけ
 8 本城直季のヴァーチャル都市
  コラム4 トロンプ・ルイユの勝敗

III ないはずの輪郭とかたちを見る
 9 仙厓の心の観月会
 10 抱一の明るい満月
  コラム5 シニャックのマッハ・バンド
 11 ダリ・クローズ・若冲のダブルイメージ
  コラム6 ルドンの幻想とパレイドリア
 12 安田謙のスクラッチ

IV 色と質感の不思議に迫る
 13 モネの大聖堂とザ・ドレス
  コラム7 デュフィのはみ出す色
 14 眩しさを描くラ・トゥール
 15 ライン川上流地方の画家とクレーの透明
  コラム8 マチスの赤い部屋

V 静止画に動きと時間を感じる
 16 ショーヴェ洞窟の重ね描きからリヒターの横ブレまで
  コラム9 キース・ヘリングのモーション・ライン
 17 ホックニーのフォト・コラージュ
 18 ヴァザルリの明滅・ライリーのゆらぎ
  コラム10 絵画の中の過去・現在・未来

VI よさと魅力のわけをさぐる
 19 ポロックの「でたらめ」
 20 モランディの「よい眺め」
  コラム11 光琳のリズム
 21 伊藤若冲と草間彌生への背反感情
 22 カルパッチョと春信の共視
  コラム12 マネの視線と鏡の空間

あとがき
参考図書
図のウェブからの引用出典一覧
三浦佳世(みうら かよ)
大阪大学大学院文学研究科心理学専攻卒業,学術博士.九州大学大学院人間環境学研究院教授を経て,現在は同大学名誉教授.
著書に『知覚と感性の心理学』(岩波書店),編著書に『感性認知』『知覚と感性』(以上,北大路書房),共著書に『科学者の目,科学の芽』(岩波書店),『新・知性と感性の心理』(福村出版),『感性の科学』(朝倉書店),『共視論』(講談社),共訳書に『脳と視覚』(ブレーン出版)などがある.
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