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いのちをはぐくむ農と食

日本の農と食の未来を切りひらくカギは?

いのちをはぐくむ農と食
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著者 小泉 武夫
通し番号 ジュニア新書 596
ジャンル 書籍 > 岩波ジュニア新書 > 生物・化学・環境
刊行日 2008/07/11
ISBN 9784005005963
Cコード 0236
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 190頁
在庫 在庫僅少

1年間にあらたに農業に就く後継者の数が5000を割り,食料自給率も40%を割った.食品の安心・安全にも不安が大きい.そんな日本の農と食に未来はあるのだろうか.各地で活性化策をアドバイスしてきた小泉先生が,ここにこそ再生へのカギがあるという取り組みを紹介する.もっとも命にかかわる農と食への関心が広がる1冊.

■内容紹介
 高校生がレストランを運営していることで有名な,三重県の相可高校を訪ねてきました.先生に話を聞き,調理クラブの活動を見せてもらいました.ちょうど土曜・日曜に営業するレストラン「まごの店」の仕込をしているところでした.調理クラブですから,立ちっぱなしであることはもちろんですが,彼らの動きのキビキビしていることに驚きました.大きなタイをさばいて切り身にし,ニンジンやカボチャを切って面取りをし,こんにゃくを結び,……と,作業はどんどん進んでいきます.
 難しいところは先輩に,さらにとなると先生に教えを乞います.いい緊張感と教え・教えられの温かさが感じられました.彼らが調理するものは,ほとんどが地元でつくられたり,とれたりしたものです.こんな新鮮なものを食べられる町は,幸せだなと思いました.
 同じような取り組みをしているのが,高知県南国市です.ここの公立小学校では,地元の棚田でとれた米を電気炊飯器で炊いて,給食に出しています.米だけではありません.野菜も魚もデザートも,ほとんど地元産のものを使っているのです.給食に使うことで,棚田が休耕田にならずにすんだところもあるようです.
 食料自給率が39%というのは,よく知られています.先進国で最低だそうですが,そんな日本で,苦労しながら農と食の未来を切りひらいている土地があります.これらの取り組みから,私たちはおおいに学ぶ必要があるのではないでしょうか.「味覚人飛行物体」と自称する小泉先生が,きびしい状況を見つめながら,ここにこそ未来の農と食のカギがあると見抜いた営みを紹介します.

1 日本の農業は崖っぷちにある
2 食料生産を外国に委ねたら
3 農業を活性化するために――さまざまな取り組みから
4 食べるものが変わった
5 食べものを選ぶ基準
6 地産地消と食育

書評情報

北日本新聞(朝刊) 2009年11月8日
高校生新聞 2008年9月号
東京新聞(朝刊) 2008年9月7日

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