3.11後を生きるきみたちへ

福島からのメッセージ

大地震・原発事故から何がわかったか

3.11後を生きるきみたちへ
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著者 たくき よしみつ
通し番号 ジュニア新書 710
ジャンル 書籍 > 岩波ジュニア新書 > 生活・生き方
刊行日 2012/04/20
ISBN 9784005007103
Cコード 0236
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 238頁
定価 本体820円+税
在庫 在庫僅少

地震列島・原発列島に住む私たちは,これからどんな生き方をしていけばいいのか? どんな社会をつくっていけばいいのか? 福島第一原発南西の川内村で,3.11の大地震とつづく原発事故を体験した著者は,東電・政府・自治体や住民の動きを目を凝らして見てきた.その目で見たもの・考えたことを若い世代に伝える.

■内容紹介
 たくきさんの自宅は福島第1原発から25km,第2原発から22kmのところにありました.地震のはげしい揺れにも家は無傷で,気がかりなどちらの原発も自動停止したとのニュースにひと安心していました.ところが,翌朝のテレビで流れた「福島第1原子力発電所では非常用電源が動かず」のフレーズを聞き,思考が混乱してきます.さらに,1号機爆発の映像に心臓がバクバク.そして,午後6時の官房長官会見で,自分たちは完全に見捨てられた,自分で判断して動くしかないと,車で村を脱出します.
  ここから,たくきさんの原発事故をめぐる福島ウォッチングがはじまります.放射性物質の拡散,各市町村の避難のようす,TVや新聞での解説内容と,さまざまな情報を集め,多くの「変だぞ?」に気づきます.最も胸を痛めたのはコミュニティが壊されたことです.どこが,どんなふうに壊されたかが,痛切な思いとともに語られます.それは事故によってだけではなかったことも.
 「お金やエネルギーをあまり使わず,心豊かに暮らす」川内村での生活は,奪われてしまいました.たくきさんだけでなく,多くの人たちのかけがえのない暮らしが奪われました.この本が語るさまざまな事実や主張を通して,問題の根源は何かを考え,自分の生き方・望ましい社会のあり方を考えてほしいと思います.

第1章 あの日,何がおきたのか
第2章 日本は放射能汚染国家になった
第3章 壊されたコミュニティ
第4章 原子力の正体
第5章 放射能よりも怖いもの
第6章 エネルギー問題の嘘と真実
第7章 3・11後の日本を生きる
たくき よしみつ
作家・作曲家.小説,デジタル文化論,デジカメ写真,狛犬美術など幅広いジャンルで執筆.2011年3月11日は福島県川内村の自宅前で地震を体験.著書に『裸のフクシマ――原発30km圏内で暮らす』(講談社),『デジタルストレス』(地人書館)など.

書評情報

毎日新聞(夕刊) 2012年7月11日
朝日新聞(朝刊) 2012年5月13日
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