スギナの島留学日記

島が温かい心と学ぶ姿勢をはぐくんでくれた!

スギナの島留学日記
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著者 渡邊 杉菜
通し番号 ジュニア新書 793
ジャンル 書籍 > 岩波ジュニア新書 > 生活・生き方
刊行日 2014/12/19
ISBN 9784005007936
Cコード 0237
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 200頁
定価 本体800円+税
在庫 在庫あり

島根県沖60kmにある隠岐諸島に,いま熱い視線が注がれている.一次産業による島起こし,Iターンした若者の活動,島外から留学生を迎えての活発な高校教育.本土から海士町にある県立隠岐島前高校に留学したスギナが,2年半にわたって体験してきたことは? 曇りのない目で,島の人々や自然,充実した教育をレポートする.

■内容紹介

 地域全体で若者を育てる――そんな「本気」の島に,本土から留学した高校生スギナ.寮で暮らしながら,高校で学び,公立塾で学び,バスケ部と「ヒトツナギ部」で活動してきた3年間.島での日々の充実ぶりを綴ってもらいました.
 学びの特徴は,高校の少人数授業と「夢探究」,公立塾の「夢ゼミ」に色濃くあらわれています.自分の不得手なところをていねいに相談にのってくれる一方,自分の関心事について生きた知識を積み重ねていけるようになっているのです.「生きた知識」と言ったのは,海のことなら漁師さん,森のことなら林業従事者,大学のことなら現役の大学生,医療ならお医者さんや看護師さん,地方行政のことなら町長や課長さん,ととにかく当事者に話を聞いたり,現場を見せてもらったりするからです.
 学ぶだけでなく,十分に楽しんでいることにも驚かされます.春に満開の桜の下でおこなわれる綱引き大会,夏には海上綱引き大会やキンニャモニャ祭り,秋のどんぐり拾い,冬のみかん狩りやとんど焼き.いろいろなイベントに積極的に参加してきました.そういえば,「ヒトツナギ部」が運営する「ヒトツナギ」も楽しみ満載です.サザエのつかみどりをしたり,シャーラ船づくりをしたり,伝統料理づくりを教わったり.
 こんな学びと楽しみを通して,スギナは何を感じ,何を得たのでしょうか.本書には,本人の記述のほかに,「島親」の濱田さん夫妻,先輩の西澤くん,担任の山田先生,公立塾の豊田センター長,山内町長のお話も掲載しました.それらから,「本気」の島が何を用意して若者を育てているのか,若者にどんなふうに育ってほしいのか,そして実際に若者がどう育っているのか,が見えてくると思います.
 自然や行事,学び,休日の楽しみ方など,写真もたっぷり使いました.島の日々を存分に味わってください.
第1章 私は島留学生
 島留学を決めた理由/入学のとき/寮生活/公立塾「隠岐國学習センター」
第2章 高校で
 朝練/授業/好きな教科/夢探究/ヒトツナギ/夢ゼミ
第3章 休日に
 休日も充実/海に行く/夏はサンデー/身近な牛たち/花屋のポンタ
第4章 島の春夏秋冬
 桜/海開き/船上神楽/キンニャモニャ祭り/落ち葉/内航船
第5章 島の人たち
 山内町長/吉元課長/「島親」の濱田さん/芳田旅館/白石さんと丹後さん
第6章 杉菜と朋美のおすすめの場所・食べ物
 おすすめの場所/おすすめの食べ物
コラム 島親として杉ちゃんの成長を見てきた(濱田哲男・佳子)
島前高校で教える喜び,ここにあり(山田伸太郎)
島留学が僕に大きな力をくれた(西澤一希)
地域や社会の未来を担う自立した若者を育てる(豊田庄吾)
「本気」の島前で学ぶ高校生たちへ(山内道雄)
渡邊 杉菜(わたなべ・すぎな)
1997年兵庫県篠山市生まれ.現在,島根県立隠岐島前高校3年生.
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