白楽天
官と隠のはざまで
官人としての生涯をたどりながら,生きることの歓びをうたった,その詩の魅力をあざやかに読み解く.
一世を風靡した流行詩人にして,政治の中枢に上りつめた大官僚.玄宗・楊貴妃の愛の詩人にして,身近な言葉で日常の歓びをうたった閑適の詩人.多難な人生の中で,悲観より楽観を選びとるその詩は,中国の文学に新しい地平を切り開いた.官人としての生涯をたどりながら,日本にも広く深く浸透したその多面的な魅力に迫る.
書評情報
しんぶん赤旗 2010年3月21日
読売新聞(夕刊) 2010年3月8日
河北新報(朝刊) 2010年3月7日
読売新聞(夕刊) 2010年3月8日
河北新報(朝刊) 2010年3月7日