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四字熟語の中国史
「温故知新」「風林火山」「臥薪嘗胆」──見慣れた四つの漢字を〈窓〉として,古代中国を遠望する.
「温故知新」「風林火山」「臥薪嘗胆」「蛍雪之功」──どこかで目にしたことのある四字熟語の背景には,どんな歴史や思想があったのだろうか.『論語』や『史記』,諸子百家の思想に登場する四つの漢字を〈窓〉として古代中国を遠望すると,紆余曲折を経て,遠い時代や場所へと言葉や考え方が伝わる筋道が見えてくる.
「四つの漢字」という窓から
一 聖人を語った言葉──孔子と『論語』
1 温故知新──なぜ「温」が「たずねる」なのか
2 韋編三絶──書写材料の変遷
3 盗泉之水──「正名」それとも「潔癖」
4 糞土之牆──許されない「魯魚亥豕」
二 諸子百家の興宴──春秋戦国時代の思想
1 守株矛盾──韓非子の儒教批判
2 宋襄之仁──宋の人はなぜ笑われるのか
3 不射之射──我れ未だ木鶏たりえず
4 風林火山──信玄の旗印
三 太史公の歴史がたり──『史記』の世界
1 酒池肉林──「暴虐なる王」の背景
2 臥薪嘗胆──語り物と熟語の完成
3 四面楚歌──天命をまえに
4 曲学阿世──司馬遷が接した公孫弘
四 転換する時代と四字熟語──古代の終焉
1 乱世姦雄──曹操の墓をめぐって
2 親魏倭王──称号が語る日中交渉
3 天知神知、我知君知──賄賂はなぜ犯罪となるのか
4 蛍雪之功──読書人の世界
あとがき
一 聖人を語った言葉──孔子と『論語』
1 温故知新──なぜ「温」が「たずねる」なのか
2 韋編三絶──書写材料の変遷
3 盗泉之水──「正名」それとも「潔癖」
4 糞土之牆──許されない「魯魚亥豕」
二 諸子百家の興宴──春秋戦国時代の思想
1 守株矛盾──韓非子の儒教批判
2 宋襄之仁──宋の人はなぜ笑われるのか
3 不射之射──我れ未だ木鶏たりえず
4 風林火山──信玄の旗印
三 太史公の歴史がたり──『史記』の世界
1 酒池肉林──「暴虐なる王」の背景
2 臥薪嘗胆──語り物と熟語の完成
3 四面楚歌──天命をまえに
4 曲学阿世──司馬遷が接した公孫弘
四 転換する時代と四字熟語──古代の終焉
1 乱世姦雄──曹操の墓をめぐって
2 親魏倭王──称号が語る日中交渉
3 天知神知、我知君知──賄賂はなぜ犯罪となるのか
4 蛍雪之功──読書人の世界
あとがき
冨谷 至 (とみや いたる)
1952年大阪府生まれ
京都大学文学部史学科東洋史専攻卒業,文学博士
現在─京都大学人文科学研究所教授
専攻─中国法制史
著書─『ゴビに生きた男たち』(白帝社)
『古代中国の刑罰』(中公新書)
『秦漢刑罰制度の研究』(同朋舎)
『流沙出土の文字資料』(京都大学学術出版会)
『韓非子』(中公新書)
『木簡・竹簡の語る中国古代』(岩波書店)
『教科書では読めない中国史』(小学館)
『東アジアの死刑』(京都大学学術出版会)
『文書行政の漢帝国』(名古屋大学出版会)
『中国古代官制和英用語集』(昭和堂)
『中国義士伝─節義に殉ず』(中公新書)
1952年大阪府生まれ
京都大学文学部史学科東洋史専攻卒業,文学博士
現在─京都大学人文科学研究所教授
専攻─中国法制史
著書─『ゴビに生きた男たち』(白帝社)
『古代中国の刑罰』(中公新書)
『秦漢刑罰制度の研究』(同朋舎)
『流沙出土の文字資料』(京都大学学術出版会)
『韓非子』(中公新書)
『木簡・竹簡の語る中国古代』(岩波書店)
『教科書では読めない中国史』(小学館)
『東アジアの死刑』(京都大学学術出版会)
『文書行政の漢帝国』(名古屋大学出版会)
『中国古代官制和英用語集』(昭和堂)
『中国義士伝─節義に殉ず』(中公新書)
書評情報
産経新聞 2019年3月1日
産経新聞 2013年4月23日
毎日新聞(朝刊) 2012年4月29日
週刊ポスト 2012年4月6日号
朝日新聞(朝刊) 2012年3月18日
産経新聞 2013年4月23日
毎日新聞(朝刊) 2012年4月29日
週刊ポスト 2012年4月6日号
朝日新聞(朝刊) 2012年3月18日