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2022.06.22
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政治的思考
決定・代表・討議などのテーマから,政治を根本的に考える.常識的な考え方を揺さぶる刺激的な入門書.
政治が混迷し不信感が高まっている今こそ,政治をどのように考え,いかに行動するかが問われているのではないか.決定・代表・討議・権力・自由・社会・限界・距離という八つのテーマに即して,政治という営みのもつ可能性と困難を根本から考えていく.私たちの常識的な見方や考え方に揺さぶりをかける刺激的な政治入門.
まえがき
第一章 決 定──決めることが重要なのか
決めることは捨てること/ 「誰が」決めるのか/誰が決めるかを決めておく装置/ 「何を」決めるのか/憲法改正は争点か/ 「いつ」決めるのか/ 「どのように」決めるのか/民主政治へのいらだち/政治と速度
第二章 代 表──なぜ、何のためにあるのか
代表は可能なのか/代表とは何なのか/代表制はなぜ必要なのか/演劇としての代表制/直接投票をどう考えるか/直接投票をすべきとき/代表をめぐる競争
第三章 討 議──政治に正しさはあるか
「話し合う」と「決める」/暴力による支配/社会契約論/学問的な議論と政治的な議論/政治に正しさはあるか/利益政治の問題/倫理と利益/話し合いについての話し合い
第四章 権 力──どこからやってくるのか
権力と暴力/国家権力──領土か生存か/国家権力の二面性/権力はどこにあるのか/監視する権力/市場の権力/経済のグローバル化と権力/ポピュリズムとは何か/権力への抵抗とは
第五章 自 由──権力をなくせばいいのか
自由 対 権力/自由の条件/共和主義論、市民社会論の落とし穴/抵抗としての自由/変化を阻む「壁」/目的としての自由の難しさ/未完の自由
第六章 社 会──国家でも市場でもないのか
社会は存在するか/市場と社会/国民と社会/社会と国家/あいまいな領域としての社会
第七章 限 界──政治が全面化してもよいのか
政治からは逃げられない/政治の暴走/教育と政治/文化・科学・学術と政治/違憲審査と政治/メディアと政治/官僚制と政治/自己内対話としての政官対立/健全な政治のために
第八章 距 離──政治にどう向き合うのか
「大衆」との距離/自分自身との距離/敵対性はどこにある/負担配分の政治とナショナリズム/距離の喪失/政治の前提が変わった/政治との距離の大切さ
あとがき
第一章 決 定──決めることが重要なのか
決めることは捨てること/ 「誰が」決めるのか/誰が決めるかを決めておく装置/ 「何を」決めるのか/憲法改正は争点か/ 「いつ」決めるのか/ 「どのように」決めるのか/民主政治へのいらだち/政治と速度
第二章 代 表──なぜ、何のためにあるのか
代表は可能なのか/代表とは何なのか/代表制はなぜ必要なのか/演劇としての代表制/直接投票をどう考えるか/直接投票をすべきとき/代表をめぐる競争
第三章 討 議──政治に正しさはあるか
「話し合う」と「決める」/暴力による支配/社会契約論/学問的な議論と政治的な議論/政治に正しさはあるか/利益政治の問題/倫理と利益/話し合いについての話し合い
第四章 権 力──どこからやってくるのか
権力と暴力/国家権力──領土か生存か/国家権力の二面性/権力はどこにあるのか/監視する権力/市場の権力/経済のグローバル化と権力/ポピュリズムとは何か/権力への抵抗とは
第五章 自 由──権力をなくせばいいのか
自由 対 権力/自由の条件/共和主義論、市民社会論の落とし穴/抵抗としての自由/変化を阻む「壁」/目的としての自由の難しさ/未完の自由
第六章 社 会──国家でも市場でもないのか
社会は存在するか/市場と社会/国民と社会/社会と国家/あいまいな領域としての社会
第七章 限 界──政治が全面化してもよいのか
政治からは逃げられない/政治の暴走/教育と政治/文化・科学・学術と政治/違憲審査と政治/メディアと政治/官僚制と政治/自己内対話としての政官対立/健全な政治のために
第八章 距 離──政治にどう向き合うのか
「大衆」との距離/自分自身との距離/敵対性はどこにある/負担配分の政治とナショナリズム/距離の喪失/政治の前提が変わった/政治との距離の大切さ
あとがき
杉田敦 (すぎたあつし)
1959年生まれ.東京大学法学部卒業
現在─法政大学法学部教授
専攻─政治理論
著書─『権力の系譜学』
『思考のフロンティア権力』
『境界線の政治学』
『政治への想像力』(以上,岩波書店)
『デモクラシーの論じ方』(ちくま新書)ほか
共著─『3・11に問われて』(岩波書店)
『これが憲法だ!』(朝日新書)
『社会の喪失』(中公新書)ほか
編著─『現代政治理論』(共編,有斐閣)
『丸山眞男セレクション』(平凡社ライブラリー)ほか
訳書─『アメリカ憲法は民主的か』(ロバート・ダール著)
『プルーラリズム』(ウィリアム・E.コノリー著,共訳,以上,岩波書店)ほか
1959年生まれ.東京大学法学部卒業
現在─法政大学法学部教授
専攻─政治理論
著書─『権力の系譜学』
『思考のフロンティア権力』
『境界線の政治学』
『政治への想像力』(以上,岩波書店)
『デモクラシーの論じ方』(ちくま新書)ほか
共著─『3・11に問われて』(岩波書店)
『これが憲法だ!』(朝日新書)
『社会の喪失』(中公新書)ほか
編著─『現代政治理論』(共編,有斐閣)
『丸山眞男セレクション』(平凡社ライブラリー)ほか
訳書─『アメリカ憲法は民主的か』(ロバート・ダール著)
『プルーラリズム』(ウィリアム・E.コノリー著,共訳,以上,岩波書店)ほか
書評情報
毎日新聞(夕刊) 2015年4月17日
日本経済新聞(朝刊) 2013年3月17日
東京人 2013年3月号
京都新聞(朝刊) 2013年2月24日
朝日新聞(朝刊) 2013年2月17日
日本経済新聞(朝刊) 2013年3月17日
東京人 2013年3月号
京都新聞(朝刊) 2013年2月24日
朝日新聞(朝刊) 2013年2月17日