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出雲と大和

古代国家の原像をたずねて

大和の三輪山になぜ出雲の神様が祭られているのか? 古代の出雲の存在にせまり,新たな観点を打ちだす.

出雲と大和
著者 村井 康彦
通し番号 新赤版 1405
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 日本史
刊行日 2013/01/22
ISBN 9784004314059
Cコード 0221
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 278頁
在庫 在庫あり
大和の中心にある三輪山になぜ出雲の神様が祭られているのか? それは出雲が大和に早くから進出し,邪馬台国を創ったのも出雲の人々だったからではないか? ゆかりの地を歩きながら,記紀・出雲風土記・魏志倭人伝等を読み解き,古代世界における出雲の存在と役割の実態にせまる.古代史理解に新たな観点を打ちだす一冊.
はじめに──備中国の惣社にて

序 章 三輪山幻想

第一章 出雲王国論
 1 大国主神の分身たち
 2 磐座祭祀をたどる
 3 『出雲国風土記』の地政学
 4 四隅突出墓をたずねて

第二章 邪馬台国の終焉
 1 北九州の古代遺跡を歩く
 2 邪馬台国はどこにあったのか
 3 邪馬台国と大和朝廷
 4 邪馬台国の終焉
 5 「神武東征」説話

第三章 大和王権の確立
 1 「国譲り」とは何だったのか
 2 伊勢神宮の成立
 3 出雲系諸氏族の動向
 4 出雲系葛城氏の動向
 5 大和王権と吉備

第四章 出雲国造──その栄光と挫折
 1 国造の世界
 2 「神賀詞」奏上
 3 熊野大社
 4 出雲国造の本拠
 5 出雲大社はいつ創建されたか
 6 国造家の歴史に翳り

終 章 再び惣社へ

あとがき
年 表
索引語
村井康彦 (むらいやすひこ)
 1930年山口県に生まれる
 1958年京都大学大学院文学研究科博士課程修了
 専攻─日本古代・中世史
 現在─国際日本文化研究センター名誉教授
 著書─『古代国家解体過程の研究』(岩波書店,1965年)
    『平安貴族の世界』(徳間書店,1968年)
    『千利休』(日本放送出版協会,1971年)
    『茶の文化史』(岩波書店,1979年)
    『京都史跡見学』(岩波書店,1982年)
    『王朝風土記』(角川書店,2000年)
    『日本の文化』(岩波書店,2002年)ほか

書評情報

日本経済新聞(朝刊) 2013年12月29日
NHKラジオ第1「すっぴん!」 2013年10月28日放送
週刊文春 2013年10月3日号
朝日新聞(朝刊) 2013年9月29日
週刊現代 2013年6月8日号
夕刊フジ 2013年4月18日
毎日新聞(日曜版) 2013年4月7日
朝日新聞(夕刊)〔大阪〕 2013年4月1日
図書新聞 2013年3月30日号
週刊朝日 2013年3月22日号
東京新聞(朝刊) 2013年3月17日
日本経済新聞(朝刊) 2013年3月10日
京都新聞(朝刊) 2013年

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