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信長の城

信長の天下取りへの道が,城からわかる! 近年すすんだ発掘成果と文字史料を総合し,楽しく解説する.

信長の城
著者 千田 嘉博
通し番号 新赤版 1406
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 日本史
刊行日 2013/01/22
ISBN 9784004314066
Cコード 0221
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 286頁
在庫 在庫あり
信長の天下取りへの道が,その城からわかる! 謎だった信長誕生の城はどこか.築城後,五年で移された小牧山城は仮の城にすぎなかったのか.岐阜城や,壮麗な天主をもった安土城に表れた信長の意思とは.近年とみにすすんだ発掘成果をもとに,絵図や宣教師の手記など文字史料を総合し,楽しく解説する.


■編集部からのメッセージ
 お城ブーム×人気武将・信長=最強の新書誕生!?
 老いも若きも、男も女も、お城大好き。 天守からの眺望、城下の味覚を楽しんだり、あるいは、門や石垣など城の構造を確かめたり、中世の山城を草をかき分け訪ねたり……。
 戦国武将も、歴史小説や漫画、ゲームあり、コスプレありで、楽しみ方は人それぞれ。
 でも超人気武将の織田信長が、実際にどんな城に住んでたかは、全貌は意外とわかってなかったんですって。
 その全体像をコンパクトに、でも十分に明らかにしたのが、この新書。
 著者は、中学生の頃からの城好きが高じて研究者になったという、奈良大学教授の千田嘉博先生です。
 キーワードは考古学。太田牛一『信長公記』、フロイス『日本史』など文献と、発掘調査とを照らし合わせ、ではフロイスが案内された御殿が実際どこにあるか、なんて考えるだけで、ドキドキしません?
 ずばり本書の特長は以下のとおり!
  • 中学生でもわかり、しかも城ファンをもうならせる発見がある。
     (安土城天主の謎も、「懸け造り」で解けました!)
  • 信長誕生の城から落命の城まで、懇切丁寧に案内。城歩きにもぴったり。
     (勝幡城、那古野城、清須城、小牧山城、岐阜城、安土城)
  • 天下取りの「野望」が、城と城下の変遷から明らかに。信長恐るべし!
  • 考古資料・文献・絵図・航空写真・現地踏査などを総合。学問かくあるべし(笑)。
  • 語り口が楽しい。(仕事のやりとりのメールでどれだけ笑ったか!)

 千田嘉博先生は、ツイッター(@yoshi_nara)でも熱くつぶやき中。ぜひアクセスを!!!


 大の城好き、春風亭昇太師匠からもお墨付きをいただきました!


 というわけで、ぜひ『信長の城』、買ってくださ~い!
(新書編集部 大山美佐子)
はじめに

序 章 城跡から考える天下統一の時代

第一章 信長の城の原風景
 1 勝幡城―信長誕生の城の姿とは
 2 那古野城―横並びの権力構造
 3 清須城―織田家ゆかりの城
 4 桶狭間の戦い―何が勝敗を分けたか

第二章 小牧山城―尾張の新首都
 1 新たな都市プラン
 2 武家屋敷と町屋
 3 城の構造
 4 大手道と山麓の館

第三章 岐阜城―戦国期拠点城郭の姿
 1 岐阜城の山麓館
 2 ルイス・フロイスが見た山麓館
 3 山上の城
 4 上洛と戦い

第四章 安土城―天下人の城
 1 『信長公記』から読む安土築城
 2 直線大手道の理由
 3 中心部の構造に迫る
 4 安土城天主の姿

終 章 信長の城とは何であったか

 あとがき
 引用参考文献/図版出典/城郭名索引・人名索引
千田嘉博(せんだ・よしひろ)
1963年、愛知県に生まれる。1986年、奈良大学文学部文化財学科卒業。名古屋市見晴台考古資料館学芸員、国立歴史民俗博物館助教授等を経て、現在、奈良大学文学部教授。文学博士(大阪大学)。専攻は、城郭考古学。
 著書に、『織豊系城郭の形成』(東京大学出版会)、『戦国の城を歩く』(筑摩書房)、『城館調査ハンドブック』(共著、新人物往来社)、『天下統一と城』(共編著、塙書房)、『天下人の城』(編著、風媒社)ほか。
 ツイッター @yoshi_nara

書評情報

読売新聞(朝刊) 2013年8月7日
日本歴史 2013年6月号
毎日新聞(夕刊) 2013年4月30日
週刊朝日 2013年3月8日号
東京新聞(朝刊) 2013年3月3日
夕刊フジ 2013年2月20日

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