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エネルギーを選びなおす

地域サイズで地域の人間が関わるシステムへ.石油と電気づけの世紀を脱する確実な実践例を紹介する.

エネルギーを選びなおす
著者 小澤 祥司
通し番号 新赤版 1451
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 環境・地球
刊行日 2013/10/18
ISBN 9784004314516
Cコード 0236
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 238頁
在庫 在庫あり
自然エネルギーの選択肢は広がったか? 従来のエネルギー観では電力会社の掌からの脱出は難しい.暮らしに必要なエネルギーは本当に電気でなくてはならないか? 地域の森林や水力や風力を組み合わせ,地域に合った用途の,地域の人間が関わるシステムへ.「電気づけ」文明を振り返り,多様な実践の積み重ねを紹介する.
はじめに──砕かれた「エネルギー地産地消」

Ⅰ エネルギー渉猟文明
 1 石油と電気漬けの社会
 2 迫り来る崖

Ⅱ 機能不全のエネルギー・システム
 1 代替エネルギーの構想
 2 ポスト3・11エネルギー論争
 3 循環なきバイオマスの失敗
 4 賢いエネルギー利用とは

Ⅲ 自然エネルギーを使いこなす社会へ
 1 コミュニティエネルギー
 2 主役は地域
 3 ダウンサイジングとシェアの思想

おわりに──プラグを抜く時
参考文献
小澤祥司 (おざわしょうじ)
 1956年静岡県生まれ.東京大学農学部卒業.
 出版社勤務などを経て,取材・執筆活動のほか,環境学習,環境保全活動の支援,自然エネルギーの普及,持続可能な地域づくりなどのプロジェクトにも携わる.3.11以降,福島県飯舘村の放射能汚染調査,村民の支援活動にも取り組む.主な著書に『メダカが消える日 自然の再生をめざして』『コミュニティエネルギーの時代へ』(以上,岩波書店),『飯舘村6000人が美しい村を追われた』(七つ森書館),『減電社会 コミュニティから始めるエネルギー革命』(講談社),『バイオマスエネルギー・ビジネス』(共著,七つ森書館)ほか.

書評情報

朝日新聞(朝刊) 2013年11月24日

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