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イギリス史10講

ストーンヘンジの先史時代から,ビートルズの現代まで,複合社会イギリスを,繊細かつダイナミックに描く.

イギリス史10講
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著者 近藤 和彦
通し番号 新赤版 1464
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 世界史
刊行日 2013/12/20
ISBN 9784004314646
Cコード 0222
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 318頁
在庫 在庫あり
ストーンヘンジの先史時代から,ローマやヴァイキングの到来,ヘンリ八世の離婚とイギリス国教会,名誉革命や産業革命,ヴィクトリア時代,二つの大戦を経た現在まで――.さまざまな要素を取り入れ複合社会を形成するイギリスを,繊細かつダイナミックに描く.最新の研究成果を反映,読み物としての面白さも追求した,意趣に富む全10講.


■編集部からのメッセージ
 タネもシカケもある、画期的通史!タネもシカケもある、画期的通史!
 坂井榮八郎『ドイツ史10講』、柴田三千雄『フランス史10講』につづき、『イギリス史10講』がついに完成しました!
 ケルト、ローマ、ゲルマン、ヴァイキング、ノルマンの血と知恵の合体したイギリス人は、ライン川流域やフランスの人びととどう交流し、海をわたり地中海、大西洋、アジア世界と出会ったのか。そのアイデンティティと秩序形成は? 本書では、人、物、文化、政治など、さまざまな要素を、具体的なエピソードを交え描き切ります。
 たとえば、「長い16世紀」は、第1のグローバル化の時代。イングランドでは、血で血を洗ったバラ戦争が終結しますが、続くヘンリ8世の離婚・結婚問題もつまりは、ローマからのどのように「決別」し主権を打ち立てるかということ。日本では、戦国乱世から天下統一へと向かう時代。徳川家康はジェイムズ「帝王」の親書をもった一行を駿府で迎えますが、どのような国の国王と受けとめたのでしょうか。
 日本史・世界史との関係、歴史をになった男と女のエピソード、「英語」という共通語や、国王の正当性と議会政治との関係など、最新の研究成果をふまえた、芳醇なワインのような味わい深き歴史書の誕生です。
(新書編集部 大山美佐子)
第1講 イギリス史の始まり
  1 イギリス史とは
  2 自然環境と先史の人びと

第2講 ローマの属州から北海の王国へ
  1 ローマの文明
  2 部族国家、古英語、キリスト教
  3 ノルマン複合のなかのイングランド王国

第3講 海峡をまたぐ王朝
  1 ノルマン征服からアンジュ朝へ
  2 イングランドとウェールズ、スコットランド
  3 百年戦争と黒死病

第4講 長い16世紀
  1 1500年ころの世界とイギリス
  2 主権国家と国教会
  3 女王の伝説、等
  4 大ぶりたんや国ぜめし帝王

第5講 二つの国制革命
  1 論争的な17世紀
  2 三王国戦争とピューリタン共和国
  3 王制・国教会・議会の再建

第6講 財政軍事国家と啓蒙
  1 長期変動のなかの16~18世紀
  2 プロテスタント連合王国の政治文化
  3 啓蒙、商業社会、モラル哲学

第7講 産業革命と近代世界
  1 帝国と連合王国のかたち
  2 促迫された産業革命
  3 1800年以後のイギリスと世界

第8講 大変貌のヴィクトリア時代
  1 ステイツマンは豹変する
  2 ヴィクトリア時代―近代の表象
  3 パクス・ブリタニカと「東洋の英国」
  4 国際問題、国内問題

第9講 帝国と大衆社会
  1 世紀の転換
  2 「大戦争」とイギリス
  3 第二次世界大戦と福祉国家

第10講 現代のイギリス
  1 脱植民地と多幸症
  2 サッチャとブレア、その後のイギリス

 あとがき
 索引
近藤和彦(こんどう・かずひこ)
1947年松山市生まれ。東京大学文学部西洋史学専修課程卒業。名古屋大学助教授、東京大学大学院教授をへて、
現在、立正大学教授(西洋史)、東京大学名誉教授。専攻は、イギリス近世・近代史。著書に、『民のモラル』『文明の表象 英国』『イギリス史研究入門』(以上、山川出版社)、British History 1600-2000: Expansion in Perspective (共編著、University of London)ほか。編訳書に、トムスンほか『歴史家たち』(編訳、名古屋大学出版会)、ブルーア『スキャンダルと公共圏』(編、山川出版社)、柴田三千雄『フランス革命はなぜおこったか』(共編、山川出版社)ほか。

書評情報

史学雑誌 第123編第10号(2014年10月)
日本経済新聞(朝刊) 2014年2月23日
朝日新聞(朝刊) 2014年2月9日

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