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子どもの貧困 II

解決策を考える

国内外の研究の知見と洞察を総動員して,多様な選択肢を徹底検証する.社会政策論のイロハが分かる一冊.

子どもの貧困 II
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著者 阿部 彩
通し番号 新赤版 1467
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 社会
刊行日 2014/01/21
ISBN 9784004314677
Cコード 0236
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 266頁
在庫 在庫僅少

2013年,「子どもの貧困対策法」が成立した.教育,医療,保育,生活.政策課題が多々ある中で,プライオリティは何か? 現金給付,現物給付,それぞれの利点と欠点は? 国内外の貧困研究のこれまでの知見と洞察を総動員して,政策の優先順位と子どもの貧困指標の考え方を整理する.社会政策論入門としても最適な一冊.

 はじめに

第1章 子どもの貧困の現状
 1 どれほどの子どもが貧困なのか
 2 貧困が子どもに及ぼす影響
 3 貧困の社会的コスト
 4 景気回復は貧困対策となり得るか

第2章 要因は何か
 1 連鎖の経路
 2 どの経路が重要なのか
 3 経路研究を政策につなげるために

第3章 政策を選択する
 1 政策の選択肢
 2 政策の効果を測る
 3 政策の収益性を見る
 4 日本への示唆

第4章 対象者を選定する
 1 普遍主義と選別主義
 2 的を絞る
 3 年齢を絞る
 4 タ-ゲティングの罠

第5章 現金給付を考える
 1 「現金給付 対 現物給付」論争
 2 現金給付の利点/現物給付の利点
 3 現金給付の現状
 4 現金給付の設計オプション

第6章 現物(サ-ビス)給付を考える
 1 子どもへの支援
 2 親への支援

第7章 教育と就労
 1 教育費の問題
 2 学力格差の縮小
 3 学校生活への包摂
 4 教育のセ-フティネットの強化
 5 教育から就労への移行支援
 6 子どもと接する大人たちへの教育・支援

終章 政策目標としての子どもの貧困削減
 1 子どもの貧困対策法
 2 子どもの貧困を測る
 3 優先順位
 4 さいごに
 
 あとがき
 主要引用・参考文献
 参考資料 子どもの貧困対策の推進に関する法律
阿部 彩(あべ・あや)
マサチューセッツ工科大学卒業。タフツ大学フレッチャー法律外交大学院修士号・博士号取得。国際連合、海外経済協力基金を経て、1999年、国立社会保障・人口問題研究所国際関係部第2室長に就任。現在は同研究所社会保障応用分析研究部部長。2011~13年、内閣官房社会的包摂推進室企画官(併任)。そのほか、厚生労働省社会保障審議会臨時委員(生活保護基準部会)、国家戦略室フロンティア分科会幸福のフロンティア部会長、内閣府男女共同参画会議専門委員などを歴任。『生活保護の経済分析』(共著、東京大学出版会、2008年)にて第51回日経・経済図書文化賞を受賞。専門は、貧困、社会的排除、社会保障、公的扶助論、社会保障論。
著書に、『子どもの貧困―日本の不公平を考える』(岩波新書)、『弱者の居場所がない社会―貧困・格差と社会的包摂』(講談社現代新書)、『経済からみたリスク(リスク学入門2)』、『ジェンダー社会科学の可能性 第2巻 承認と包摂へ―労働と生活の保障』(共著、岩波書店)、『社会的排除/包摂と社会政策』(共著、法律文化社)など。

書評情報

教職研修 2014年10月号
歴史地理教育 2014年8月号
ふぇみん 2014年5月15日号

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