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ドキュメント 豪雨災害

そのとき人は何を見るか

紀伊半島を襲った未曾有の大水害の渦中で,人々は何を見たか.首都水没予測も含め,豪雨災害の実態を描く.

ドキュメント 豪雨災害
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著者 稲泉 連
通し番号 新赤版 1487
ジャンル 書籍 > 岩波新書 > 社会
刊行日 2014/06/20
ISBN 9784004314875
Cコード 0236
体裁 新書 ・ 並製 ・ カバー ・ 242頁
在庫 在庫あり
決壊する河川,崩壊する山々,危険をはらむ土砂ダム…….東日本大震災から半年後,紀伊半島を襲った台風は百名近くの犠牲者を生んだ.いったい何が起きたのか.どんな危険が身を襲ったのか.奈良県十津川村,和歌山県那智勝浦町の現場を,ノンフィクション作家が行く.豪雨のリスクに無縁な地は日本にはない.首都水没予測も含め,豪雨災害の実態を伝える迫真のドキュメント.


■編集部からのメッセージ
 気鋭のノンフィクション作家がその実態を描く!
 東日本大震災の半年後、台風12号が襲った紀伊半島で、死者100名を数える大水害が発生したのを覚えておられるだろうか? テレビでは、決壊するかわからぬ土砂ダムが上空から撮影され、妻と娘を水害で亡くした那智勝浦町長が災害対応の陣頭指揮をとる様子も、繰り返し報道された。
 当時、東北の三陸海岸を襲った大津波の現場を歩き、沿岸を貫く国道45号線の復旧がどのように行われたかを取材していた著者は、災害から1年を経た2012年9月、大水害の現場を取材に向かった。
 紀伊半島大水害は、大規模な災害でありながら、東日本大震災と同じ年だったがゆえに、急速に忘れられていっているのではないか。あのさなか、人びとはいったいどのような光景を見、その後どのような思いを抱き生活しているのか。
 そして、ここに迫力のドキュメントが誕生した。崩れ落ちる山々、暴れ狂う河川、状況に翻弄される人びと、錯綜する情報と救援体制、復興への思い。
 豪雨災害は日本列島どこでも無縁ではない。まずは何が起きるか、その事実を受け止めるところから始めたい。


第一章 深層崩壊する山々 ―奈良県十津川村
 1 台風12号の爪痕
 2 十津川村災害史
 3 救援体制はどう作られたか

第二章 那智谷を襲った悲劇 ―和歌山県那智勝浦町
 1 時間雨量100ミリ超の現実
 2 太田川を警戒せよ
 3 死角だった那智谷
 4 自衛隊災害派遣
 5 災害現場と役場との間

第三章 首都水没への警告
 1 ゼロメートル地帯
 2 土地に刻まれた歴史
 3 カスリーン台風を語る
 4 減災へ

あとがき
稲泉 連(いないずみ・れん)
ノンフィクション作家。1979年生まれ。早稲田大学第二文学部卒業。2005年、『ぼくもいくさに征くのだけれど―竹内浩三の詩と死』(中央公論新社)で大宅壮一ノンフィクション賞受賞。他の著書に『仕事漂流―就職氷河期世代の「働き方」』(文春文庫)、『命をつないだ道―東北・国道45号線をゆく』(新潮社)、『復興の書店』(小学館)などがある。

書評情報

日経サイエンス 2014年10月号
望星 2014年10月号
しんぶん赤旗 2014年9月28日
毎日新聞(朝刊) 2014年9月7日
Jレスキュー 2014年9月号
読売新聞(朝刊) 2014年8月17日
朝日新聞(朝刊) 2014年8月17日
週刊現代 2014年8月16-23日号
毎日新聞(夕刊) 2014年8月12日
東京新聞(朝刊) 2014年8月10日
東京新聞(夕刊) 2014年7月31日
週刊文春 2014年7月31日号

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