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2023.05.02
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2022.12.08
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憲法の無意識
憲法の無意識が政治の危機に現れる.改憲に抗する,国際社会への九条贈与論がいま明らかに.
なぜ戦後70年を経てもなお改憲は実現しないのか.なぜ九条は実行されていないのに残されているのか.改憲,護憲の議論が見逃しているものは何か.糸口は「無意識」である.日本人の歴史的・集団的無意識に分け入り,「戦争の末の」平和ではない,世界平和への道筋を示す.デモで社会を変え,国際社会に九条を贈与しよう.「憲法の無意識」が政治の危機に立ち現れる.
Ⅰ 憲法の意識から無意識へ
1 憲法と無意識
2 第一次大戦とフロイト
3 天皇制と戦争放棄
4 無意識と世論調査
Ⅱ 憲法の先行形態
1 憲法一条と九条
2 建築の先行形態
3 元老支配から天皇機関説へ
4 戦後憲法の先行形態
5 「戦後」としての徳川体制
Ⅲ カントの平和論
1 中江兆民と北村透谷
2 ヘーゲルによるカント平和論の批判
3 『普遍史』と『永遠平和』
4 カントとマルクス
5 カントとフロイト
6 贈与の力
Ⅳ 新自由主義と戦争
1 反復するカントの平和論
2 交換様式から見た帝国主義
3 資本蓄積の三形式
4 ヘゲモニー国家の経済政策
5 ヘゲモニー国家の交替
6 自由主義と新自由主義
7 歴史と反復
8 将来の展望
あとがき
1 憲法と無意識
2 第一次大戦とフロイト
3 天皇制と戦争放棄
4 無意識と世論調査
Ⅱ 憲法の先行形態
1 憲法一条と九条
2 建築の先行形態
3 元老支配から天皇機関説へ
4 戦後憲法の先行形態
5 「戦後」としての徳川体制
Ⅲ カントの平和論
1 中江兆民と北村透谷
2 ヘーゲルによるカント平和論の批判
3 『普遍史』と『永遠平和』
4 カントとマルクス
5 カントとフロイト
6 贈与の力
Ⅳ 新自由主義と戦争
1 反復するカントの平和論
2 交換様式から見た帝国主義
3 資本蓄積の三形式
4 ヘゲモニー国家の経済政策
5 ヘゲモニー国家の交替
6 自由主義と新自由主義
7 歴史と反復
8 将来の展望
あとがき
柄谷行人 (からたにこうじん)
1941年生まれ.思想家.
『定本 柄谷行人文学論集』『定本 柄谷行人集』『哲学の起源』(岩波書店)『トランスクリティーク』『定本 日本近代文学の起源』『世界史の構造』(岩波現代文庫)『世界共和国へ』(岩波新書)『遊動論』(文春新書)『帝国の構造』(青土社)『倫理21』(平凡社ライブラリー)ほか著書多数.
1941年生まれ.思想家.
『定本 柄谷行人文学論集』『定本 柄谷行人集』『哲学の起源』(岩波書店)『トランスクリティーク』『定本 日本近代文学の起源』『世界史の構造』(岩波現代文庫)『世界共和国へ』(岩波新書)『遊動論』(文春新書)『帝国の構造』(青土社)『倫理21』(平凡社ライブラリー)ほか著書多数.
書評情報
法学セミナー 2016年8月号
東京新聞(朝刊) 2016年7月24日
図書新聞 2016年7月23日号
週刊朝日 2016年7月1日号
東京新聞(夕刊) 2016年6月28日
公明新聞 2016年6月20日
東京新聞(朝刊) 2016年6月5日
東京新聞(朝刊) 2016年7月24日
図書新聞 2016年7月23日号
週刊朝日 2016年7月1日号
東京新聞(夕刊) 2016年6月28日
公明新聞 2016年6月20日
東京新聞(朝刊) 2016年6月5日