岩波現代全書 89

戦後日本外交

軌跡と課題

外交交渉の重要局面で決断はいかになされたか

戦後日本外交
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著者 栗山 尚一
ジャンル 書籍 > 岩波現代全書 > 歴史・伝記
シリーズ 岩波現代全書
刊行日 2016/06/17
ISBN 9784000291897
Cコード 0331
体裁 四六 ・ 298頁
定価 本体2,400円+税
在庫 在庫あり
日本が敗戦後独立を回復してから,安保改定・沖縄返還・日中国交正常化・湾岸戦争まで,いかにして「戦後レジーム」は構築されたか.条約局長・北米局長・外務事務次官・駐米大使など,外務省の中枢にいたキーパーソンが戦後外交の歩みを論じ,今後の針路を示した遺著.日米同盟・尖閣問題・憲法九条論についても併せ論じる.

■編集部からのメッセージ

本書は日本外交の中枢を歩んでこられた栗山大使の遺著です.アジア調査会会長を務められていた2007年4月から『アジア時報』に毎月連載し,2015年4月1日,連載途中に逝去されたため,この連載が絶筆となりました.
 大使は外務省入省後は条約局長,北米局長,駐マレーシア大使,外務事務次官,駐米大使などの要職を歴任され,その間,安保改定・沖縄返還・日中国交正常化・湾岸戦争など,日本外交の試練となったいくつもの外交事案で,その中核的役割を担ってきました.
 ただこれはもちろん手柄話でなければ,当事者の証言録でもありません.大使は序文にこう書いています.
 「私はこのコラムを私の体験談にするつもりはない.私が書いてみたいと考えているのは,若干野心的にすぎるかもしれないが,日本の一外交官の目で戦後半世紀を振り返ったときに,その間のわが国の外交政策がどのように評価されるであろうか,という問いに答えることである」
 まさに本書に「軌跡と課題」というタイトルを付した次第です.遺稿ですので,最低限の編集や校正などは後世の歴史家である服部龍二先生にお願いしました.
馬場公彦

■ 関連書

● 『大平正芳 理念と外交』【岩波現代全書】 服部龍二
● 『外交証言録 沖縄返還・日中国交正常化・日米「密約」』 栗山尚一/中島琢磨,服部龍二,江藤名保子 編
● 『日本の外交』(全6巻) 井上寿一,波多野澄雄,酒井哲哉,国分良成,大芝亮 編集委員
● 『歴史問題ハンドブック』【岩波現代全書】 東郷和彦,波多野澄雄 編
● 『日本の針路――ヒントは交隣外交の歴史にあり』 薮中三十二
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