井月句集

幕末から明治初期の近世俳諧の沈滞期にあって,越格孤高の俳諧師井上井月.その文業を,初めて一冊にまとめる.

井月句集
著者 復本 一郎
通し番号 黄282-1
ジャンル 書籍 > 岩波文庫 > 黄(日本文学)
日本十進分類 > 文学
刊行日 2012/10/16
ISBN 9784003028216
Cコード 0192
体裁 文庫 ・ 並製 ・ カバー ・ 404頁
定価 1,276円
在庫 在庫あり

井上井月(1822―1887)は,天保期から明治初期にかけて信州伊那谷を漂泊,一所不住の数奇な生涯を終えた俳諧師である.所謂「月並俳句」の時代とされる近世俳諧の沈滞期にあって,ひとり芭蕉の道を歩いた越格孤高の俳人である.井月の発句,俳論を精選して,初めて詳細な注解を付す.また,俳人井月の文業を,最初に世に紹介した高津才次郎,下島勲の井月論を併せて収録する.近世俳諧最後の高峰の全貌を伝える待望の一冊.

書評情報

読売新聞(夕刊) 2015年4月4日
東京新聞(朝刊) 2012年11月18日
産経新聞 2012年11月11日
週刊文春 2012年11月1日号
長野日報 2012年10月24日
読売新聞(朝刊) 2012年10月18日
朝日新聞(朝刊)〔中南信〕 2012年10月13日
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