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九鬼周造随筆集
『「いき」の構造』で知られる哲学者九鬼周造(一八八八‐一九四一)は,また情趣に満ちた味わい深い随筆の書き手でもあった.敬愛していた岡倉天心の思い出と母への慕情とが,幼い日の回想のうちに美しく綴られた「根岸」「岡倉覚三氏の思い出」,偶然論を語りながら人生の無常に思いをはせる「青海波」など,二四篇を精選した.
根 岸
藍碧の岸の思い出
外来語所感
伝統と進取
偶然の産んだ駄洒落
祇園の枝垂桜
書斎漫筆
青 海 波
偶然と運命
飛驒の大杉
一高時代の旧友
東京と京都
自分の苗字
故浜田総長の思出
回想のアンリ・ベルクソン
岩下壮一君の思出
音 と 匂
小唄のレコード
上 高 地
かれいの贈物
秋
秋の我が家
ある夜の夢
岡倉覚三氏の思出
解 説(菅 野 昭 正)
藍碧の岸の思い出
外来語所感
伝統と進取
偶然の産んだ駄洒落
祇園の枝垂桜
書斎漫筆
青 海 波
偶然と運命
飛驒の大杉
一高時代の旧友
東京と京都
自分の苗字
故浜田総長の思出
回想のアンリ・ベルクソン
岩下壮一君の思出
音 と 匂
小唄のレコード
上 高 地
かれいの贈物
秋
秋の我が家
ある夜の夢
岡倉覚三氏の思出
解 説(菅 野 昭 正)