花田清輝評論集

花田清輝評論集
著者 粉川 哲夫
通し番号 青192-1
ジャンル 書籍 > 岩波文庫 > 青(日本思想)
日本十進分類 > 文学
刊行日 1993/10/18
ISBN 9784003319215
Cコード 0195
体裁 文庫 ・ 292頁
定価 924円
在庫 在庫あり
前近代的なものや大衆芸術を否定的媒介としてモダニズムをこえる方法を模索,鋭い歴史意識をもって批評活動をおこなった花田清輝(一九〇九―七四)の柔軟な思考スタイルは,その文体の魅力とあいまって今日も読む者を刺激しつづけている.「仮面の表情」「物体主義」「柳田国男について」「美味救世」など批評の面白さを満喫できる二十九篇.
太刀先の見切り 二つの焦点 沙漠について 仮面の表情 座談会とサロン 物体主義 林檎に関する一考察 マリリン・モンロウ論 20年代の「アヴァンギャルド」 ママー人形の涙 芸術のいやったらしさ 保守反動とは何か メフィスト 文体の秘密 雲の中を歩まなければならない スタア意識について 胆大小心録 空想と事実 人生論の流行の意味 読書的自叙伝 柳田国男について 日本製ということ 通俗三国志 美味救世 やさしさという事 バカと利口 箱の話 ダイダラ坊の足跡 未来はわれらのもの
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