伽藍が白かったとき
30年代NYの摩天楼と西欧中世の伽藍を比較し,都市計画のあるべき姿を描いたアメリカ紀行・文明論.
初のアメリカ旅行で摩天楼に美しい破局を見たル・コルビュジエ(1887-1965).機械文明と時は金なりの国に身を置いて彼は西欧を問い直す―中世カテドラルが新しかった時の,人々の気迫と手の偉業を.本書は第二次大戦直前,新しい文明と都市計画を模索し,建築という時代の表現に自然と人間を呼び返す.生誕120年,甦る名著.
書評情報
週刊朝日 2007年8月31日号
毎日新聞(朝刊) 2007年8月12日
毎日新聞(朝刊) 2007年8月12日