啓蒙の弁証法
哲学的断想
フランクフルト学派の代表作.西欧文明の自己批判として神話やサドを論じアメリカ大衆文化や反ユダヤ主義批判は今も精彩を放つ.
フランクフルト学派の代表的名著.第2次大戦末期,亡命先のカリフォルニアで書かれた.西欧文明の根本的自己批判として名高い.〈啓蒙〉の光と闇を理論的軸に,オデュッセイア論,サド論で具体的に神話の寓意や道徳の根拠を検証.アメリカ大衆文化や反ユダヤ主義批判によって近代の傷口を暴き,現代の課題を示した.
書評情報
朝日新聞(夕刊) 2019年10月23日
東京新聞(朝刊) 2011年6月19日
東京新聞(朝刊) 2011年6月19日