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風と共に去りぬ (六)
スカーレットとレットにボニーが生まれる.娘を溺愛するレット.だが,スカーレットはアシュリーを忘れられず….(全六冊完結)
著者 | マーガレット・ミッチェル 作 , 荒 このみ 訳 |
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通し番号 | 赤342-6 |
ジャンル | 書籍 > 岩波文庫 > 赤(外国文学/アメリカ) 日本十進分類 > 文学 |
刊行日 | 2016/03/16 |
ISBN | 9784003234266 |
Cコード | 0197 |
体裁 | 文庫 ・ 並製 ・ 412頁 |
在庫 | 在庫あり |
スカーレットとレットの間にボニーが生まれる.娘を溺愛するレット.だがスカーレットはいまだにアシュリーへの想いを絶ち切れず,二人の関係は次第に冷えていく.やがて決定的な出来ごとが起きて….すれ違う愛の行方は? 敗戦後長くつづいた共和党支配が終焉し,南部もまた新しい時代を迎えようとしていた.(全六冊完結)
■内容紹介
2015年4月に刊行を開始した『風と共に去りぬ』。今月、最終巻をお届けします。
物語冒頭のバーベキューパーティで初めて出会ったスカーレットとレットは、ついに結婚し、二人の間には娘ボニーが生まれます。レットはボニーを溺愛しますが、スカーレットはどうしてもアシュリーへの思いを断ち切ることができません。レットはそのことを敏感に感じ取っており、二人の関係はしだいに冷えていきます。やがて起こる決定的な出来事……。南北戦争とその後の再建時代を背景に繰り広げられた壮大な愛と人生の物語がいよいよ完結を迎えます。
岩波文庫版『風と共に去りぬ』では全6巻を通して、各巻末に訳者解説を付しました。
「スカーレットとそのDNA」と題した第1巻解説では、この忘れがたい主人公スカーレット・オハラを作者マーガレット・ミッチェルがどのように造形したのかに迫り、つづく第2巻の解説では作品中、重要な位置を占めながら名前をもたない乳母マミーへ注目し、奴隷制度時代のみならず現代までつづくアメリカの黒人の問題を語ります(「マミー現象とアセクシュアリティ(非性化)」)。第3巻では、スカーレットの故郷タラ農園のある地が、この物語の始まり(1861年)のわずか30年前まで先住民チェロキーの土地であったこと、そしてアメリカの歴史がつねに先住民との関わりのなかで展開してきたことに読む者の目を向けさせます(「タラ農園とチェロキーの〈涙の道〉」)。
物語の舞台が南北戦争後となる第4巻の解説は、「南北戦争とホーム・フロント(銃後)の女たち」。銃後の女性たちの生活や、戦争で男が不在になることによって皮肉にも初めて」「思考の機会」を与えられた女性たちの変化について記しています。第5巻で作者マーガレット・ミッチェルの人物像を素描し(「マーガレット・ミッチェルとその時代」)、そしてこの最終巻では、『風と共に去りぬ』の文学作品としての評価をおこなっています(アメリカン・サーガ――永遠の歴史ロマンス『風と共に去りぬ』)。
「『風と共に去りぬ』を読むことでアメリカがわかる」とは訳者・荒このみさんの言葉ですが、この6本の訳者解説は、読む者をより深いアメリカ理解へと誘うたしかな道標と言えるでしょう。あらためてぜひお読みください。
■内容紹介
2015年4月に刊行を開始した『風と共に去りぬ』。今月、最終巻をお届けします。
物語冒頭のバーベキューパーティで初めて出会ったスカーレットとレットは、ついに結婚し、二人の間には娘ボニーが生まれます。レットはボニーを溺愛しますが、スカーレットはどうしてもアシュリーへの思いを断ち切ることができません。レットはそのことを敏感に感じ取っており、二人の関係はしだいに冷えていきます。やがて起こる決定的な出来事……。南北戦争とその後の再建時代を背景に繰り広げられた壮大な愛と人生の物語がいよいよ完結を迎えます。
岩波文庫版『風と共に去りぬ』では全6巻を通して、各巻末に訳者解説を付しました。
「スカーレットとそのDNA」と題した第1巻解説では、この忘れがたい主人公スカーレット・オハラを作者マーガレット・ミッチェルがどのように造形したのかに迫り、つづく第2巻の解説では作品中、重要な位置を占めながら名前をもたない乳母マミーへ注目し、奴隷制度時代のみならず現代までつづくアメリカの黒人の問題を語ります(「マミー現象とアセクシュアリティ(非性化)」)。第3巻では、スカーレットの故郷タラ農園のある地が、この物語の始まり(1861年)のわずか30年前まで先住民チェロキーの土地であったこと、そしてアメリカの歴史がつねに先住民との関わりのなかで展開してきたことに読む者の目を向けさせます(「タラ農園とチェロキーの〈涙の道〉」)。
物語の舞台が南北戦争後となる第4巻の解説は、「南北戦争とホーム・フロント(銃後)の女たち」。銃後の女性たちの生活や、戦争で男が不在になることによって皮肉にも初めて」「思考の機会」を与えられた女性たちの変化について記しています。第5巻で作者マーガレット・ミッチェルの人物像を素描し(「マーガレット・ミッチェルとその時代」)、そしてこの最終巻では、『風と共に去りぬ』の文学作品としての評価をおこなっています(アメリカン・サーガ――永遠の歴史ロマンス『風と共に去りぬ』)。
「『風と共に去りぬ』を読むことでアメリカがわかる」とは訳者・荒このみさんの言葉ですが、この6本の訳者解説は、読む者をより深いアメリカ理解へと誘うたしかな道標と言えるでしょう。あらためてぜひお読みください。
凡 例
主な登場人物
地図(アメリカ合衆国/南部連合の一一州/ジョージア州/南北戦争主要戦闘地/アトランタ周辺図)
第五巻のあらすじ
第五〇章
第五一章
第五二章
第五三章
第五四章
第五五章
第五六章
第五七章
第五八章
第五九章
第六〇章
第六一章
第六二章
第六三章
訳者解説㈥ アメリカン・サーガ──永遠の歴史ロマンス『風と共に去りぬ』
『風と共に去りぬ』関連略年表(ジョージア州と南北戦争)
注
主な登場人物
地図(アメリカ合衆国/南部連合の一一州/ジョージア州/南北戦争主要戦闘地/アトランタ周辺図)
第五巻のあらすじ
第五〇章
第五一章
第五二章
第五三章
第五四章
第五五章
第五六章
第五七章
第五八章
第五九章
第六〇章
第六一章
第六二章
第六三章
訳者解説㈥ アメリカン・サーガ──永遠の歴史ロマンス『風と共に去りぬ』
『風と共に去りぬ』関連略年表(ジョージア州と南北戦争)
注