トニオ・クレエゲル

『ヴェニスに死す』とともに,マンの数ある作品の中でもとりわけ愛され続けてきた佳篇.(解説=濱川祥枝)(改版)

トニオ・クレエゲル
著者 トオマス・マン , 実吉 捷郎
通し番号 赤434-0
ジャンル 書籍 > 岩波文庫 > 赤(外国文学/ドイツ)
日本十進分類 > 文学
刊行日 2003/09/17
ISBN 9784003243404
Cコード 0197
体裁 文庫 ・ 並製 ・ カバー ・ 146頁
定価 627円
在庫 在庫あり
文学を,そして音楽を愛し,美への限りない憧れを抱くトニオ.そのあまりにも細やかな感性は,一少女との恋愛にも堪えられぬものだった.永い放浪の末,文名はあがるが,芸術と生活の葛藤はいっそう強く彼をとらえる.この小説はマン(1875-1955)の若き日の自画像であり,青春の喜び悩み悲しみを,美しく奏でた青年の歌である.

書評情報

週刊現代 2015年4月18日号
日本経済新聞(朝刊) 2014年9月14日
読売新聞(夕刊) 2014年7月14日
読売新聞(夕刊) 2010年11月26日
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