権利のための闘争
自己の権利が蹂躪されるならば,その権利の目的物が侵されるだけではなく己れの人格までも脅かされるのである.権利のために闘うことは自身のみならず国家・社会に対する義務であり,ひいては法の生成・発展に貢献するのだ.イェーリング(一八一八―九二)のこうした主張は,時代と国情の相違をこえて今もわれわれの心を打つ.
書評情報
毎日新聞(朝刊) 2016年1月17日
日本経済新聞(朝刊) 2013年12月1日
日本経済新聞(朝刊) 2013年12月1日