窪田空穂随筆集
民俗学に大いなる関心をもっていた空穂の考えをよく伝えてくれる随筆集.明治・大正の日本が鮮やかによみがえる.29篇収録.
近代日本を代表する歌人の一人である窪田空穂(1877-1967)は,柳田国男を尊敬し,民俗学に大いなる関心をもっていたが,そのような空穂の考えをよく伝えてくれる随筆集.明治の農村文化の豊かさ,大正初めの東京名所めぐり,早稲田大学の思い出などを述べた文章からは,明治・大正の日本が鮮やかによみがえってくる.29篇を収録.
書評情報
毎日新聞(朝刊) 2008年1月6日