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桜の森の満開の下・白痴

他12篇

女性とは果して何者か.肉体と魂.安吾にとって,それを問い続けることは自分を見つめることに他ならなかった.(解説=七北数人)

桜の森の満開の下・白痴
著者 坂口 安吾
通し番号 緑182-2
ジャンル 書籍 > 岩波文庫 > 緑(現代日本文学)
日本十進分類 > 文学
刊行日 2008/10/16
ISBN 9784003118221
Cコード 0193
体裁 文庫 ・ 並製 ・ カバー ・ 414頁
在庫 重版中

桜の森の満開の下は怖ろしい.妖しいほどに美しい残酷な女は掻き消えて花びらとなり,冷たい虚空がはりつめているばかり──.女性とは何者か.肉体と魂.男と女.安吾にとってそれを問い続けることは自分を見つめることに他ならなかった.淫蕩,可憐,遊び,退屈…….すべてはただ〈悲しみ〉へと収斂する.(解説=七北数人)

風 博 士

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解  説(七北数人)

書評情報

文藝春秋 2018年6月号
小説BOC5(2017年4月)
産経新聞 2014年11月6日
夕刊フジ 2013年4月19日
毎日新聞(朝刊) 2011年11月6日
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