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大江健三郎自選短篇

デビュー作,芥川賞受賞作から中期の連作を経て後期まで,全二三篇を収録.作家自選の決定版短篇集.

大江健三郎自選短篇
著者 大江 健三郎
通し番号 緑197-1
ジャンル 書籍 > 岩波文庫 > 緑(現代日本文学)
日本十進分類 > 文学
刊行日 2014/08/19
ISBN 9784003119716
Cコード 0193
体裁 文庫 ・ 並製 ・ カバー ・ 842頁
在庫 在庫あり
「奇妙な仕事」「飼育」「セヴンティーン」「「雨の木(レイン・ツリー)」を聴く女たち」など,デビュー作から中期の連作を経て後期まで,全二三篇を収録.作家自選のベスト版であると同時に,本書刊行にあたり全収録作品に加筆修訂をほどこした最終定本.性・政治・祈り・赦し・救済など,大江文学の主題が燦めく,ノーベル賞作家大江健三郎のエッセンス.


■編集部からのメッセージ
大江健三郎というと長篇小説のイメージが強いですが,その作家生活を切り開き,現代を代表する作家としての位置を確定的にしたのは,初期の短篇群です.本書には,「奇妙な仕事」「飼育」「セヴンティーン」「を聴く女たち」など,デビュー作から中期の連作を経て後期まで,作家自選による全23篇を収録しました.今回の岩波文庫化にあたっては,その23篇すべてに,作家自身による,けっして少なくない加筆修訂が施されています.いわば大江健三郎の短篇の最終定本といえるでしょう.性・政治・祈り・赦し・救済など,大江文学の主題が凝集された一冊です.
奇妙な仕事 死者の奢り 他人の足 飼育 人間の羊 不意の唖 セヴンティーン 空の怪物アグイー 頭のいい「雨の木(レイン・ツリー)」 「雨の木(レイン・ツリー)」を聴く女たち さかさまに立つ「雨の木(レイン・ツリー)」 無垢の歌,経験の歌 怒りの大気に冷たい嬰児が立ちあがって 落ちる,落ちる,叫びながら…… 新しい人よ眼ざめよ 静かな生活  案内人(ストーカー) 河馬に噛まれる 「河馬の勇士」と愛らしいラベオ 「涙を流す人」の楡 ベラックヮの十年 マルゴ公妃のかくしつきスカート 火をめぐらす鳥

書評情報

週刊読書人 2019年8月2日
読売新聞(夕刊) 2019年7月8日
TBSテレビ「王様のブランチ」 2017年3月25日放送
読売新聞(朝刊) 2015年3月29日
読売新聞(朝刊) 2015年1月25日
TBSテレビ「王様のブランチ」 2014年11月8日放送
東京新聞(夕刊) 2014年10月25日
朝日新聞(朝刊) 2014年10月1日
読売新聞(朝刊) 2014年9月9日

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