明治詩話
大沼枕山ら明治時代の忘れられた漢詩文を紹介しながら,当時の世相風俗を語り,その再評価を提唱する.
明治時代,坪内逍遥ら西洋の影響を受けた新しい文学が始まった.しかし,当時広く読まれたのは漢詩文だった.本書は,漢学者・木下彪(一九〇二~九九)が忘れられた漢詩文の再評価を提唱した評論.大沼枕山・森春濤らの作品を紹介しながら,明治前期の世相風俗や日中漢学者の交流を語る.(注・解説=成瀬哲生)
大沼枕山ら明治時代の忘れられた漢詩文を紹介しながら,当時の世相風俗を語り,その再評価を提唱する.