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高村光太郎詩集

高村光太郎詩集
著者 高村 光太郎
通し番号 緑47-1
ジャンル 書籍 > 岩波文庫 > 緑(現代日本文学)
日本十進分類 > 文学
刊行日 1955/03/25
ISBN 9784003104712
Cコード 0192
体裁 文庫 ・ 238頁
在庫 重版中
世俗的なものとの妥協を排し,不断の情熱をたぎらせて人生の意味を追求し続けた光太郎の詩は,美しいもの,真実なものに対する善意と愛に満ちている.その歩みの中から九十三の詩篇を精選し,「道程」より・「道程」以後・「智恵子抄」より,の三部に編んだ.作者が生前自ら校閲した最後の詩集である. (解説 奥平英雄)
「道程」より

 失はれたるモナ・リザ(1910, 12)

 根付の国(1910, 12)

 画室の夜(1911, 1)

 寂寥(1911, 3)

 声(1911, 5)

 風(1911, 5)

 新緑の毒素(1911 6)

 廃頽者より(1911, 6)

 『心中宵庚申』(1911, 6)

 夏(1911, 6)

 けもの(1911, 7)

 父の顔(1911, 7)

 あをい雨(1912, 6)

 夏の夜の食慾(1912, 8)

 犬吠の太郎(1912, 9)

 さびしきみち(1912, 10)

 狂者の詩(1912, 11)

 戦闘(1912, 12)

 カフエにて(1913)

 山(1913, 11)

 冬が来た(1913, 12)

 冬の詩(1913, 12)

 牛(1913, 12)

 道程(1914, 2)

 万物と共に踊る(1914, 3)

 秋の祈(1914, 10)

「道程」以後

 わが家(1916)

 花のひらくやうに(1916)

 小娘(1917)

 丸善工場の女工達(1920, 8)

 米久の晩餐(1921, 8)

 雨にうたるるカテドラル(1921)

 クリスマスの夜(1922, 1)

 落葉を浴びて立つ(1922, 11)

 鉄を愛す(1923, 5)

 とげとげなエピグラム(1923)

 清廉(1924, 11)

 月曜日のスケルツオ(1925, 1)

 白熊(1925, 1)

 傷をなめる獅子(1925, 3)

 車中のロダン(1925, 8)

 葱(1925, 12)

 後庭のロダン(1925, 12)

 無口な船長(1925, 12)

 象の銀行(1926, 2)

 十大弟子(1926, 2)

 苛察(1926, 2)

 ミシエル・オオクレエルを読む(1926, 5)

 火星が出てゐる(1926, 12)

 怒(1927, 3)

 偶作 四篇(1927)

 花下仙人に遇ふ(1927, 4)

 母をおもふ(1927, 8)

 冬の言葉(1927, 12)

 旅にやんで(1928)

 ぼろぼろな駝鳥(1928, 2)

 当然事(1928, 4)

 首の座(1929, 1)

 孤独が何で珍らしい(1929, 11)

 刃物を研ぐ人(1930, 6)

 のつぽの奴は黙つてゐる(1930, 8)

 偶作 七(1935)

 村山槐多(1935, 9)

 ばけもの屋敷(1935, 9)

 象(1937, 7)

 孤坐(1938)

 手紙に添へて(1938, 1)

 団十郎造像由来(1938, 3)

 つゆの夜ふけに(1939, 6)

 冬(1939, 11)

 へんな貧(1939, 12)

 蟬を彫る(1940)

 救世観音を刻む人(1943)

「智恵子抄」より

 人に(1912, 7)

 郊外の人に(1912, 11)

 深夜の雪(1913, 2)

 人類の泉(1913, 3)

 僕等(1913, 12)

 晩餐(1914, 4)

 樹下の二人(1923, 3)

 鯰(1926, 2)

 あなたはだんだんきれいになる(1927, 1)

 あどけない話(1928, 5)

 美の監禁に手渡す者(1931, 3)

 人生遠視(1935, 1)

 風にのる智恵子(1935, 4)

 千鳥と遊ぶ智恵子(1937, 7)

 値ひがたき智恵子(1937, 7)

 山麓の二人(1938, 6)

 レモン哀歌(1939, 2)

 荒涼たる帰宅(1941, 6)

 亡き人に(1939, 7)

 梅酒(1940, 3)

あとがき(奥平英雄)

書評情報

毎日新聞(朝刊) 2006年4月9日
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