八ッ場ダムは止まるか

首都圏最後の巨大ダム計画

八ッ場ダム計画を,利水・治水効果や自然への影響,地すべりや浅間山噴火時の危険性などの面から科学的に検証.

八ッ場ダムは止まるか
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著者 八ッ場ダムを考える会
通し番号 644
ジャンル 書籍 > 岩波ブックレット
日本十進分類 > 社会科学
刊行日 2005/02/04
ISBN 9784000093446
Cコード 0336
体裁 A5 ・ 並製 ・ 72頁
定価 本体480円+税
在庫 在庫あり
首都圏最後の巨大公共事業ともいわれる群馬県吾妻川の八ッ場ダム計画.その事業費は4600億円と日本一高価だ.しかしダム建設の恩恵であるはずの利水・治水効果が乏しいこと,貴重な吾妻渓谷の自然への重大な影響,地すべりや浅間山噴火時の危険性などからダム建設を問題視する声が高まっている.本体工事を前に科学的データをもとにこの計画を検証する.

■著者からのメッセージ

 八ッ場ダムは,浅間山や草津白根の下流にある美しい渓谷に,半世紀以上前に計画されました.今年1月,このダム計画をめぐって,利根川流域の首都圏各都県で一斉に住民訴訟が始まることになりました.脱ダムが大きな潮流となりつつある昨今ですが,八ッ場ダムは長い歴史,全国トップの事業費,関係住民の人口など,どれをとっても,まさにダムの中のダムといえる存在です.
 このブックレットは,八ッ場ダムの全体像を,初めての読者にわかりやすく伝えることを目的として編集しました.わが国の脱ダム運動の理論的支柱である嶋津暉之さんが,その原点である八ッ場ダムについて語った講演録を柱に,最新情報を盛り込んだレポートを気鋭のジャーナリストに書き下ろしていただきました.
 ダム問題は,命を支える水のこと,森と川の働き,都市と地方のあり方など,様々なことを私たちに教えてくれます.脱ダムの集大成といわれる八ッ場ダム問題への“道案内”として,ぜひ本書をご活用ください.
第一章 八ッ場ダム 現地の〈いま〉
第二章 八ッ場ダムは本当に必要か
第三章 ダムが破壊する自然と人々の暮らし
第四章 浅間山の下流にダムを造るとどうなるか
 あとがきにかえて
八ッ場ダムを考える会(やんばだむをかんがえるかい)
1999年,群馬県前橋市に設立.
地元の上毛新聞紙上で群馬県鬼石(おにし)町の町長が,利根川水系の下久保ダム(1968年完成)を抱える町の苦い経験を踏まえ,八ッ場ダム事業に疑問を投げかけたことが発足のきっかけとなった.八ッ場ダムの本体工事着工を見送り,ダム予定地住民の長年の苦痛に対して国及び関係自治体が補償することを求めて活動している.
連絡先 〒371-0837 群馬県前橋市箱田町282-24
電話080-3278-9005,FAX027-253-2055
ホームページ http://www.yamba-net.org/
E-mail info@yamba-net.org

書評情報

議会と自治体 第84号 2005年5月号
熊本日日新聞(朝刊) 2005年4月24日
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